フランスで考えるブログ

フランス在住 大阪出身の金融業界フルタイム勤務のわたしの日常生活と頭の中

見えてるものはひとかけら

 

今日の我が家のテーマは、スペースシャトルの打ち上げでした。
今回のクルーは、フランス人宇宙飛行士 トマ ぺスケ Thomas Pésquet氏の影響で、メディアが大々的に取り上げており、チームに日本人宇宙飛行士のホシデ アキヒコ氏がいることを知りました。
同じ日本人として誇り!
 
 
トマ ぺスケ氏がメディアでホシデ氏のことを絶賛していることも発見☆
いつも明るく朗らか、でもやる時はやる!という…
"Aki est incroyablement compétent, toujours de bonne humeur et c'est fantastique de travailler avec lui. Il a participé à la conception du vaisseau HTV et du module Kibo. Fin avril, il aura volé à bord de trois véhicules spatiaux différents, ce qui est un exploit rarement égalé", rapporte Thomas Pesquet sur Twitter.
 
 
うちの日仏ハーフの長男は、今回、日仏両方の宇宙飛行士がいるので興味津々。我々も質問攻めにあい、答えるために調べることもあり、発見もありました。
「なんで発射の3時間前にもう座ってるの?」
「宇宙飛行士の人たちは何語で会話するの?」
コロナウイルスやから飛行機乗れないんじゃないの?」
「トイレ行きたくなったらどうするの?」
「なんでナンデなんで?」
子どもの好奇心恐るべし。
 

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一番印象的だったのは、クルーの4名が出発の3時間前からすでに座席に付いていたこと。
 
 
いつも日本に里帰りするときに利用するエールフランスの搭乗終了時刻が、出発予定時刻の1時間前で、「これ早すぎる…乳幼児を座席に静かに1時間座らせるの大変なこと知らない設定やん!」と思ってた自分に喝をいれたい…
 
 
 
 
 
 
さて、スペースシャトルの打ち上げの中継を見ていて思ったこと。
メディアの注目を一斉に浴びているのは宇宙飛行士クルーですが、本当に大変なのは、表にでてこない方々だ!ということ。
 
 
もちろんクルーの方々は体力的、精神的、知能的のみならず、社交性にも長け、生物としての「人間」で超優秀なことは知っていました。
(高校時代に読んだ『宇宙兄弟』で勉強済み)
宇宙兄弟(1) (モーニングコミックス)

宇宙兄弟(1) (モーニングコミックス)

 

 

 
 
一方で、スポットライトは当たらないけれど、ここに至るまでに長い時間をかけて機材を開発してきたメンバー、最先端の技術をよりよく活用しようと努力してきたメンバーなどの影が見えて、このプロジェクトに費やされたであろう、大変な労力と時間は、メディアでは取り上げられないけれども、計り知れない!と、画面に映る映像を見てしみじみと考えていました。
 
 
 
こんなことを考えるきっかけになったのは、仕事で主催したオンラインセミナーがあったから。文字通り「オンライン」のため、物理的な準備はなかったものの、一番の心配は、オンライン回線がちゃんと稼働するか?もしトラブルが起こったら?という点でした。
  
自分のアカウントがオンラインセミナーのホスト回線だったため、
もしオペレーションを失敗したら、数百人の回線に影響が…!なんて考えて、めちゃめちゃトラブルシューティングをして、ありとあらゆることを想定し、リハーサルしました。
驚くことに、資料の投影、画面表示、チャット機能、アンケート機能… 自分が参加者だった時は予想もしなかった心配事が次々と…
(おかげさまでセミナーは問題なく無事終了しました。良かった!)
 
 
 
 
この経験から、テレビ番組や舞台演目、また今日のスペースシャトル打ち上げに至るまで、実は、自分が見てるのはものすごく一元的で、画面に映らない、目に見えない部分のほうが実は大きいのだ!ということを改めて認識しています。
 
 
 
人は視覚情報を頼りに、見えているもので判断しがちですが、       今日のスペースシャトル打ち上げを見ていて、自分が知っている知識はほんのひとかけらなのだから、大人になっても、生涯勉強!の精神を保ち、年齢を言い訳にせず、日々精進せねば!と考えさせられました。
 
 
 
確かこの本で「人間は生物として、視覚情報に8割以上頼っているけど、そんなにあてにならないよ」的なことを読んだ覚えが…
 
さて、今日はここまで。
明日はスペースシャトル国際宇宙ステーションに到着予定とのこと。   また映像を見ながらの質問攻めに備えて、今から予習します。
 
 
この記事に共感していただける方がいらっしゃると嬉しいです。

就職活動前に知っておきたかった話

 

今の職場に、半年の期限で、大学院生 やécole de commerce の学生さんが毎年二人、研修 stageで来ます。

彼らの話を聞いていると、自分が就職活動をしていた時にどれだけ視野が狭かったか!を、本当に思い知らされます。EU圏全てが自分が働く候補地になるなんて、純日本人にとってはびっくりですよ。実際にうちに来た研修生も、ドイツ、イタリア、スウェーデンフィンランドから来ている学生さんたちもいました。

 

 

そんな彼らを見ていて、自分自身をの若いころを振り返ってみると、本当に狭いフィールドで生きていたなあ、と思わせられます。

と同時に、老婆心からか、この「就職活動前に知っておきたかった話」をしたところ、わりと驚かれたので、記録したいと思います。

 

 

日本で生まれ日本で育ち、

インターンシップなど一切せず、

いわゆる一般的な、エントリーシート筆記試験→グループ面接→個人面接→役員面接…という、超典型的な「日本の」就職活動を経て

当時、志望していたエンターテイメント業界の上場企業に就職。

 勤務3年目にして海外出張に行くチャンスを得て、

米国カリフォルニアや、英国ロンドン、アジアはシンガポールに定期的に出張に行く機会に生まれました。

我ながらこれは本当に運が良かった!と今でも感謝をしています。

 

 

その後、今の主人と知り合い、初めて「自分で、自分がこれから暮らす国を選ぶ」選択をし、選んだのがフランス。

当時は若いこともあり、深く考えず、新しい土地、新しい言葉、新しい環境で、自分がどれだけやっていけるのかを試したい!と言う意気込みでした。

特に、フランスに対する憧れや思い入れもなかったのかよかったのか、その後10年近く住んでおります。

 

 

さてさて、偶然フランスで就職した職種が、エンターテインメント業界とかけ離れた金融業。

ここで実感している「就職活動前に知っておきたかった!」こと。

それはずばり、給与体系

 

 

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同じグループ内でも、カリフォルニアやロンドン、パリ、香港など、オフィスの立地によって多少の違いはあるものの、業界を変えた経験から言うと、やはり給与体型の違いが如実に表れるのは「業界の違い」ですね。

「金融業界」と「エンターテイメント業界」の平均給与の差を、強く感じます。

 

 

金融業、特にわたしが勤務している銀行の場合、対顧客業務は信用で成り立ち(いわゆる与信)、日々、間違ってはならない細かい数字をもとに判断を下します。マーケットでポジションを取るためににはライセンスや、金融商品に携わるためにある一定以上の勉強が必要とされており、いわゆるエリートの学歴を持った人がほとんど。

 

 

一方で、エンターテイメント業界は、信用と言うよりも、思いつきやアイデア勝負、やり方はひとまず、結果を出せればそれでよし!と言う雰囲気であったため、社内で一定数、エリートとはかけ離れた、いわゆるちょっと変わった人たちがいました。

 

 

 

この2つの業界を見て私が実感しているのは、「給与の上昇の速さ」

 

 

 

日本の就職活動を経た場合、よく

「大卒平均給与」や、「初任給(モデルケース)」として、公表されています。

この時点では、金融業、エンターテイメント業、それほど乖離は無し。

 

 

しかしその後、給与の上昇率の速さはかなり違っています。

 

 

新卒では同程度の額を給料としてもらっていたにもかかわらず、

エンターテイメント業界の場合は(世間的に大注目を浴びたり、社会現象を巻き起こすくらいの大ヒットを上げない限り)、ゆるやかに給与が上昇するイメージ。

一方、金融業では、一概に(要するに何も結果を出していなくても真面目に働いていさえすれば)給与は大きく上昇します。

 

 

この差が1020年経てば大きく開いていく事は目に見えています。

以下、Aが金融業、Bがエンターテイメント業界のイメージ。

 

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これは私がざっくりと感じている印象。

もちろん、業界の全ての組織がこうです!とは言いません。

概して、おおむね、という風に解釈ください。

 

 

エンターテイメント業界は、言葉は悪いですが、従業員の「好きなものに携われているだけで嬉しい」と言う良心につけ込んでいるのではないか。金融業は楽して儲けられる仕組み自体が、資本主義の根元にあるのではないか、と、考えています。

 

これ、知っていたら、就職活動の時に色々考えたのになー、と思います。(学生時代にこんなこと知ってたよ!っていう人はたくさんいたのでしょうが、わたしはこれほど大きいとは思っていませんでした)

 

 

コロナの影響で、自分自身を見つめ直す機会があり、わたしの場合、集中力がきっちり持つのが一日4時間程度が限度ということを身をもって実感しています。

 

 

一年の在宅勤務経験から、一日4時間は収入につながる仕事、その他はアンテナを高く張り巡らせて、読書なり、情報収集する時間があれば、わたしの場合、かなりハッピー度が高まることを身をもって感じています。

ここ数年で何とかして、自分をハッピーにしてあげるために、色々と整えようと考えているところです。

 

 

 

今日はここまで。

わたしと同じような考えを持っている方、また、まさに今就職活動中という方の目にとまれば嬉しいです。

 

 

 

家の購入の契約、進んでます!

また日を改めて、ご報告します。 

www.infofromparis.com

 

フランスで免許 オートマからマニュアルへの切り替え

 

日本の運転免許書を取得して10年近く経ってから、フランスにやってきました。

 

 

当時(今も?)フランスに入国して1年以内に手続きをすれば、教習所の座学講習やテストなしで、日本の免許証がそのままフランスの免許証に書き換えられると言う手続きがあり、私もいそいそと手続きを行いました。

 

※2020年3月現在は、全てオンラインで行えるそう。便利! ↓

www.fr.emb-japan.go.jp

 

子どもが生まれ、久しぶりに車を運転してみようと思いレンタカーを調べてみると、オートマの車よりもはるかにマニュアルの車が浸透していることに気がつき!

 

マニュアルの車だと車種やサイズが豊富なのに対し、オートマの車種は、ほぼ皆無。値段も3割ほど高く、思い切って免許をマニュアルに切り替える決心をしました。

 

とはいえ、私の場合はすでに日本フランスの免許の書き換えが終わっているため、フランスで有効なオートマ免許は所持しており、こういうケースってどうなるのかしら…と、調べたところ…

ありましたありました。抜け穴が!笑

 

2017年から新設された、オートマの免許証を、マニュアルの免許上にアップグレードするという手続き!

 

※2020年3月現在も同じ手続きのようです。当局指定の自動車教習所で行えます ↓

www.securite-routiere.gouv.fr

 

 

まずは自宅に1番近い自動車教習所に行ってこの手続きをしたいと申し出ると、なんとあっさり。

「実技の教習を数時間受講し、複数の教官が承認すれば切り替えられる」と、比較的簡単な手続きであることがわかり、文字どおり小躍り。

 

 

運転歴を伝えると、受講時間は合計10時間でいけるでしょう、というのでとりあえず10時間の予約をしてその日は帰りました。

(手続き的には、最低でも7時間の講習が必須らしい)

 

 

さいわい育児休暇中であったため、シッターさんに都度、1時間半見てもらって、週2ペースで教習所に通うこと約2ヶ月。

無事にマニュアルの免許書を取得しました。

 

 

これからこの手続きを行われる方の参考として、良かったこと、悪かったことを残しておきます。

 

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◎良かったこと

 

大前提として、マニュアル車の運転ができたことはもとより、なんといっても筆記試験の免除に助けられました。筆記試験が免除されなければきっと諦めていた…

 

フランス語でバックミラー、サイドミラー、エンジンブレーキ、ウインカー、その他クルマ用語をつらつらと言われてもなかなか頭に入らず(当時、子どもの夜泣き期間でひどい寝不足だったこともあり)、筆記試験が免除されたのは大変ありがたかったです。

 

講習終了後、免許切り替えの事務手続きを、教習所の事務局が行ってくれたことも良かったです。

 

 

 

 

◎悪かったこと

 

当初10時間でいいでしょう〜といわれていた講習時間が、最終日にいきなり5時間追加になったこと。

これはわたしにも非があるのですが、フランスの交差点  Rond Point の回り方のルールを知らないんですよね…と最後の講習時に言ったところ、

それではいけない!と教習所の先生に指摘され泣く泣く5時間追加、合計15時間の講習になりました。

予想外の出費。

でも、この時にちゃんと習ったおかげで、今は怖がらず交差点も通れるので、いたしかたなし。

 

 

 

◎番外編◎ 面白かったこと

 

自動車教習所という施設は、どうやら日本でもフランスでも10代後半の人口がとても多く、私のように社会人になってから通っている人は少数派。

 

何人か教習所で見た同年齢の人は、「自動自動車の免許証は持っているけれどもバイクの免許を取りにきた」人や、「アメリカで免許を取得したけど、フランスに戻ってきた時に免許の切り替えができず、改めてフランスで免許の取得が必要になった」人など、少数でした。

 

こういった背景から、教習所の教官たちも若者に慣れており、全くの普段着(ジーンズとConverse)で行った私はなんと大学生に間違われ、ずっとタメ口 Tutoyer!

 

で、教習の合間、信号待ちの時に、

「大学生?何の勉強してるの?」と質問され、

「社会人です〜。日本で免許を取ってから10年近く経ってるから、フランスでもう一回ちゃんと運転を習おうと思って」

「…え!…てことは、もしかしてもう30歳くらい?アジア人やしもっと若く見える!」

「ハハハ、いま二人目の子どもの育休中で時間あるから笑」

「…え(二度目のびっくり)!しかも出産もしてんの?もっと若いと思ってた!」

というやりとりが。

最後は丁寧な言葉遣い vousvoyer になったのが面白かったです。

 

 

 

今日はここまで。

当初は、免許証の切り替えができるなんて知らなかったのですが、探せば手続きがあることが学べた良い機会でした。

 

 

さて、いまは晴れて、マニュアル車オートマ車も運転することができるのですが、渋滞が多いパリ市内をマニュアル車で運転するのは不安で、可能な限りオートマチックの車を選んでいます。

もっぱらシェアリングエコノミーのレンタカーです 

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この記事が、フランスで、以前の私のように、オートマの免許証をマニュアルに切り替える手続きをしようかな〜と思っている人のお役に立てれば幸いです。

 

 

またいつも☆をつけてくださる読者の皆さま、ありがとうございます!最初は自分の思っていることを、ただ単に記録するのでもいいや…と思っていたのですが、やっぱり読んでくださる方がいると思うと、励みになります

家買うオンナ 〜その1

 

タイトルそのままです。

現在進行形の話。

 

 

一年ほど前に、フランスで初めての外出禁止が出て、在宅勤務が一般化し、パリに住むメリットがなくなるので、パリジャン達がみんなパリから脱出するのでは?と予想していました。 

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…で、なんとなんと、うちもパリから引っ越す流れになりました。今の心境を後になっても見返したいと思い、備忘録的に記録を…

 

 

 

引っ越しを決めたきっかけ

 

決め手は二つ。

真上に住む家族と、パリの居心地の悪さです。

 

お隣さんは子供3人と両親の5人家族という構成で(しかも子供は151311歳と割と大きい!寝室が2つの同じ間取りにどうやって暮らしてるのかほんとに謎)

夜間の外出禁止令でレストランが開いていないことを理由に、お友達を呼んで夜遅くまで会食するなど夜遅くまで活動的で、深夜まで音楽やシャワーの音が気になり始め

静かにして、と伝えに行くと快く聞き入れてくれるものの、翌日からまたもとのもくあみ。

 

同時に、外出禁止で公園にも博物館にも映画館にも気軽に行けない生活が続き、もし自分の家で庭で遊べればもっとのんびりできるのにと思い始め、なんとなーく物件探しをしていました。

 

 

 

立地の決め手

 

パリから郊外へ伸びている電車、RERの路線だと便利なのですが、治安がよく良い学校があるエリアはここ数ヶ月でかなり家の値段が上がっており、手が出せません。

 

一方で、わたしの職場も主人の職場も、コロナ収束後にも引き続き在宅勤務が許容されることがほぼほぼ確定し、パリから朝晩だけ、通勤特急的な電車が出ている郊外のとある街に絞りました。

 

ありがたいことに、主人の同僚R氏がその町に生まれてからずっと住んでいて、オススメのエリアやおおよその予算なども相談に乗ってくれたのが助かりました。その同僚R氏のご両親もそこに住まわれているため、何かトラブルがあった時でも地元にコネクションがある、という心強さが後押しになりました。

 

 

 

仮契約まで

 

話が進んだのは本当にこの1週間。

この物件なんか良さそうよ〜、と、その同僚が送ってくれたリンクを見てほんとだねと話していたところ、

なんとその日の午後、同僚R氏が気分転換にその物件を見に行ってくれ、ほんとにいい物件だった!というレポートが動画と写真つきで届き!

では一度足を運んでみよう、という流れになりました。仕事の都合もつけることができ、いざ初の物件訪問です。

 

 

自分の目で見るまでは、PhotoShopなんかで加工されてるのでは!?と懐疑的でしたが、実際は逆で、写真よりも実物が状態が良く。

前の持ち主の方が長く住んでいて、生活に必要な水回りや高熱関係の工事がきちんと手入れされていたことが書類で提示されフランスでは新築で家を買うと、この辺に必ずトラブルがある)、

また子どもの学校や大きな公園も徒歩圏、庭のサイズも、これなら自分で管理できる、という程よい大きさで◎

立地的にも、ここなら今後大きく値崩れしないから、いざとなって売る時にも損はないでしょう、という場所。

 

 

↓ こういう古いタイプのセントラルヒーティングは、今では設置にかなりお金がかかるらしい。全部屋に設置されておりメンテもされていました。

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予算もまあ想定内、購入予定の人がちょうどその前日に、銀行の融資がおりず仮契約をキャンセルしたこと、などなど、良い条件が揃いました。

もう決めちゃおう、こういうのは縁やし!と言う流れ。

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今ここ ←

 

そして、この1週間で、一気にいろんな作業を同時進行。

 

銀行の融資を受ける準備(いろんな金融機関に融資の条件を相見積もりしてくれる クーティエー courtier immobilier という職業を初めて知った!)、

家を買うための事前の契約、

身分証明書など必要書類の準備、

家を購入した後の工事の見積もり(これも融資対象に入れねば)、

などなど

文字通りザーッと片付けているところです。

 

 

一般的に、フランスでは

物件を決めてから鍵をもらえるまで約半年、

その後3ヶ月ほどかけて自分たちの住みやすいよう工事、という1年弱のスケジュールであるところ、

わたしたちの場合、できれば9月の新学期に間に合わせたいという希望があり、ややプレッシャーを受けながら準備をしています。

今もう2月中旬!

 

 

今回初めて知った単語も多数、

また、フランスで固定資産を購入する際の一般常識など、知らないことばかり。

何より、専門用語がどんどん出てくる書類ひとつひとつに気長にしっかりと目を通してくれる仏人主人に感謝!

 

 

 

次は融資の許可が降りるか、が決め手

 

果たして家を買えるのか?

それは来週、Courtierさんが持ってきてくれる融資の条件にかかっています。

ドキドキ

 

 

これまでは、自分はフランスでは外国人やし、パリやと住みやすいし、一生賃貸で行く〜、と思っていたところ、まさかまさかの家を購入する流れに。10年以上住んでいたパリを離れるのは少し寂しくはあるものの、より快適な住環境を求め、大きな決断をしました。

 

 

今日はここまで。

報告は進捗があり次第、改めてお知らせします。

 

この記事が、今、家を買おうか検討されている方、

最近買った方々の参考、励みになれば嬉しいです。

 

そして、いつも読んでくださっている方、スターをつけていってくださる方、本当にありがとうございます。励みになってます。

 

 

フランスのセントラルヒーティングの良さについて語った記事はこちら!日本でも導入されれば良いのに… 

www.infofromparis.com

 

制限のある生活の方が幸せ!「決定回避の法則」

フランスの二度目の外出禁止令の直前、学校の秋休み期間中に、日本に帰省していました。

例年どおり夏に予定していた帰省ができず悔やまれたので、行ける時に行く!と決めて、2週間の自主隔離制限がある中、ハードスケジュールながらも決行しました。

(2021年1月末から、フランスからの私的な渡航は全面的に禁止されています。帰省は2020年10月でした)

 


結果、行って良かった!
自分の家族と会うことはもとより、日に日に成長する子どもたちの様子を見せられたこと、子どもたちの日本語、日本文化の理解が深まったのが良かったです。

 


…で、海外在住日本人なら誰もが経験するお楽しみのひとつ、一時帰国中の買いものも堪能してきましたよ〜

 


例年どおり、Amazon.co.jp楽天は、到着1週間前にまとめて注文。
到着してからは、日本国内の携帯電話番号がないと利用できないメルカリもおおいに利用。愛用しているZOZOUSEDも着々と注文。
そして2週間の隔離期間明けは、ショッピングモールと100均、ドラッグストア巡り…と、バンザイ大人買い

 

ところでZOZOUSED良いですよ!

もう買取は扱ってないようですが、「日本の」USEDなので、フランスの古着とはコンディションが桁違いで、新品なのに定価の半額以下、というのが多々。

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いつも渡航前に欲しいものをリストにしてもっていくのですが、年に1度しか買い物ができないとなると、リストにないものもついつい手に取って買ってしまい…

そして毎回不思議なのが、100円!と言われると1ユーロよりもかなり安い印象を持ってしまうこと。ユニクロの服も、4990円(ユニクロにしては割と高い方)といわれると、49ユーロ、といわれるより、2割くらい安いという印象を持ちます。

何なんでしょうね、これ。

通貨マジック?

 

 

こんな流れで、結局最初の数回は文字通り大量に購入するのですが、一週間を過ぎたあたりから、急激に購買意欲を失います。
ショッピングモールも、数回行ってしまうと怖いもので慣れてきて(しかも土日は激混みだし)、また日本の接客に慣れていないこともありかえって気疲れしてしまうので、後半は主に家で読書や書き物をして過ごしました。

 


この現象は何かしら、と考えてみたら、行動経済学でいうところの「決定回避の法則」ではないかと仮説…

 


「決定回避の法則」

「決定回避の法則」とは人は選択肢が多くなりすぎると、その中から一つのもの(商品)を選んで決定することを避けがちになるという法則です。

beehave.infodex.co.jp

 

要するに選択肢が多すぎると、かえって行動する意欲が削がれ、実行に移せないという…


パリ生活も10年を超えると、無ければ無いなりに、生活する術を身につけています。
日本の丸い粒のお米が手に入らない場合、それに近いものを近くのスーパーで購入して炊き方を工夫して食べてみるとか、ユニクロで評判の良い服が手に入らない場合は、近くのZARAで同じようなデザインのものを購入したりするとか。

ある程度妥協をして、賄えるもので賄ってしまうという生活に慣れています。

 


そんな生活に慣れていると、いざ目の前にずらっと、憧れの(?)日本の商品が並んでいて「はい、この中から好きなの選んでください」といわれるとなかなか決められず。結局、見て終わり、という。ほんと、時間がもったいない。

 

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結局のところ、選択肢が多すぎると行動に移せずたじろいでしまうため、ある程度先選択肢が限られている方が、サッと行動できてよいのかも、と考えました。

 

 


例えば、もし「世界中のどの国でもいいから住んでみてもいいよ」と言われたり「どんなタイプの家でもいいから住んでもいいよ」と言われると、この「決定回避の法則」のため、逆に全く選べず、現状維持にとどまりかねない。

そのため「仕事が東京なんで…」、「子どもが3人いるんで…」といった理由で、ある程度縛りがある方が、サッと決められるのではないか、と思った経験でした。

 

 

さて、こんなふうにまとめると、まるで買い物を全然していないように見えますが、パリに戻ってくる時はちゃっかり重量制限ギリギリまで荷物を持って戻ってきましたのでご心配なく…

そして1ヵ月遅れで来たクレジットカードの支払い明細を見てこれまたビックリ!(この事件については、後日また記事で紹介したいと思います)

私の場合、旅の後半に購買意欲が落ちたぐらいでよかったのかもしれません

 

 

 

さてさて、今日はここまで。
この記事が海外在住者の方から、共感してもらえるとうれしいです。

 

 

 日本に帰った時の、謎な切迫感について書いた記事はこちら ↓

良かったらみてってください

www.infofromparis.com

 

フランスでやって良かったこと 〜歯列矯正〜

 

フランスのいいところシリーズ、につづきまして、

フランスでやって良かったことシリーズ~

 

歯列矯正

 

 

フランスのいいところシリーズのエントリはこちら ↓

www.infofromparis.com

 

 

ここフランスでは、永久歯が生えそろうタイミングで歯列矯正を始めると

健康保険で全額補助されることもあり、

ほとんどの子どもが歯列矯正を始めます。

そのため「審美歯科」の意識が日本より高い。

 

 

異国で専門用語もはっきりわからない中、歯列矯正をしましたが、

結果、本当に良かったと思っています。

 

 

日本にいた時にも歯列矯正には興味はあったものの、

これ!というキッカケがなく、

そのまま社会人になり...

20代後半になり…

 

 

人と比べてめちゃめちゃ歯並びが悪いわけでもなかったので、

パリに引っ越して来てからしばらくは生活のセットアップに追われ、

歯列矯正のことも忘れておりました。

 

 

…あるキッカケがあるまでは…!

 

 

とある日、仏人主人と当時の私の職場の同僚たちが話をしていて、

「日本人て、ほんとに歯並びがよくないよね」

「お金の問題で手当てできないまま大人になっちゃったのかもね」

「人間の歯の本数は万国共通だけど、アジア人は顎のサイズが小さいから、歯があふれるのかもね」

「パッと、見た目だけで損するよね」

 

 

なーにー!

「見た目だけで損する」ですって!?

 

 

 

それから、エイっ!と一念発起

複数のルートから良さそうな矯正専門医をピックアップし、

予約を取り…

 

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3軒の歯列矯正医に見積もりを依頼しました。

 

1軒目

1軒目のキャビネA は、それまで通っていた歯科医の紹介。

すぐに予約が取れて、すぐに施術も始められる、とのことでしたが、

見積もり額は約80万円!

期間は3年とのことで、一旦保留。

(立地がパリ8区の高級住宅街、また待合室の雰囲気もやや商業主義的で、

自分の求めているサービスに違うところにお金が遣われてる感じ)

 

 

2軒目

2軒目は友人の友人のお子さんが当時通っていて、

すごく良い!と勧められたキャビネBへ。

取れた予約は最短で2ヶ月後でしたが、

その初回予約前に、指定されたレントゲン専門のキャビネに予約をとって行き、

口内全体のレントゲン写真を撮って受け取った上で、

初回の診察に来てください。レントゲンがなければ診察しません、と。

そしてその電話後すぐにメールで、

レントゲンを撮るキャビネのアドレスと処方箋が送られてきて、

とてもさっぱり、てきぱきした印象。

 

 

3軒目

2軒目と同じく友人の友人のお勧めのキャビネC は、

新規の患者を受け入れていないと言うことで、電話をしてすぐ終わり。

(フランスあるある...)

 

 

こうして約3ヶ月かかって見積もりをとった結果、

手ごたえの良かったキャビネBに通うことに。

実際行ってみると、女医さんばかりのキャビネで、

初回のアポから、流れ作業ではなくしっかり時間をとってくれたり、

現在のお口の状態についての説明、

またこのキャビネの施術方針の説明をしっかり受けました。

 

 

「うちはかなり完璧主義なので、合わない、と思ったらお断り頂いても結構ですよ」、

と院長先生に笑顔で言われたことも◎

 

 

初回診察を経てもらったキャビネBの見積もりは合計で30万円ほど、

治療期間はキャビネAと同じく約3年とでました。

 

 

概ね15歳頃までの永久歯が生えそろうまでに歯列矯正の施術を始めていれば

全額国民健康保険で払い戻し対象になるらしいのですが、

悲しいかな、私は当時29歳…

 

 

でもまあ最初のキャビネAに比べるとかなり安いので即決!

キャビネAとキャビネBの治療費の差50万円とは、

やはりあの立地とデコレーション…

 

 

さて、そんなこんなでキャビネBにお世話になることにしました。

こちらは院長先生の言葉通り、完璧主義をウリにしているだけあって、

器具を付ける前にまだまだやることが。

 

 

まず親知らず3本の除去(こちらも指定の病院での処方箋が発行されました)、

さらに前歯の一本の歯茎の中で炎症が見られるので、

こちらも治療した上でなければ、歯列矯正の処置は開始しない旨のお話がありました。

 

 

うーむ。

良い歯並びへの道は険しい!

 

 

歯列矯正=矯正器具の設置 と思ってたので、

すぐに治療が始められないことにもどかしさを感じていたところ、

「親知らずや炎症を放置して歯列矯正を始めたら、数年後にやり直さなければならず

結果、時間もお金も余計にかかってしまう。

最初から完璧に仕上げる気持ちで、一緒に頑張りましょう!」と、説明があり、

院長先生はじめアシスタントのみなさんにも励まされて、俄然やる気に。

 

 

...で、この初回のアポから歯列矯正器具の装着まで実に一年近くかかりました。

我ながら根気強く頑張った!

親知らずの抜歯で全身麻酔→大事をとって1週間出勤停止になる、って思わんかったよね...

 

 

 

その後、お決まりの矯正器具を装着、毎月の調整に通い、

器具を外すまで2年半なので、合計3年半がかりで、歯列矯正を行いました。

矯正器具の調整だけではなく、噛み合わせのために輪ゴムを装着したり、

器具の一部の針金が外れ歯茎に当たって痛くなり、急いで駆け込み診察、

などなども経験済みです。

 

 

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さて、まとめると…

 

◎良かったこと

当たり前ですが、歯並びが良くなったこと!

矯正医の治療方針をしっかり説明してもらえるキャビネだったので、

なぜこの方法なのか、を、臆することなく聞くことができる雰囲気でよかった。

 

あと、子供の時から気にしていた全体的な歯の黄ばみについて相談したところ、

歯列矯正が完了したときに一気にホワイトニングをかけてもらい

(こちらも歯列矯正の費用に含まれていると言うことで治療費用追加はなし)、

また治療完了後、3年に一度の定期検診も費用がかからないシステムなのが良いです。

 

 大勢の前でのプレゼンや、初対面の人との挨拶も、にっこり歯を出して自信がもてる!

 

 

 

●よく考えればよかったこと

唯一の後悔は、自宅からキャビネまでの距離をよく見ていなかったこと。

特に歯列矯正中は、毎月一度は調整のために足を運ぶ必要があり、

合計で30回ほどは通わなければなりません。

職場から昼休みに走って行ったり、歯列矯正の後半に第一子を妊娠したため、

大きなお腹をかかえてパリ横断片道45分の移動はやや辛かった。

※でも後悔はありません!

 

 

 

10年前は、歯列矯正したいなぁ…

でも高くつくし、時間もかかるし…と二の足を踏んでいましたが、

今となっては、すぐに行動に移した自分を褒めてあげたいほど満足しています。

心なしか昔はよくあった頭痛も噛み合わせが良くなったからか今はありません。

 

 

ここ一年ほどは、マスク必須の生活なので、

このタイミングで歯列矯正したら目立たなくていいなあ、と、このエントリを書きながら思いました。

 

 

さてさて、今日はここまで。

フランスで、大人になってから歯列矯正を始めようかな、

と思っている方の参考になれば嬉しいです。

決して高いハードルではないと思います!

 

 

 

フランスの良いところシリーズ こちらもどうぞ~ ↓ 

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日本人が フランスUNIQLOオンラインストアで買い物するときのコツ!

 
 
フランス在住10年にして、ここ最近、これでもか!というほど、UNIQLOを溺愛しています。
 
 
渡仏前は、「日本にはないフランスのブランドを愛用し、素敵に着こなすぞ!」なんて思っていましたが、いざ住んでみると、思ったより自分の体型に合うものがない!
 
 
まずボトムス...特にジーンズをはじめとするパンツ類は、フランスサイズでは丈が長すぎて買う気になりません。
日本ではよく、裾のお直し即日サービスがついてはいますが、こちらでは大衆的なお店ではそのようなサービスはあまりなく、あっても引き取りは1週間かかったり。
購入後、街角にあるちょっとしたお直し屋さんに持っていって直してもらう必要があります。
 
比較的手が出しやすいトップスは、これまた手の長さが合いません。
サイズをXSにしてみても、デコルテが大きく開いているデザインも多く、ちょっと躊躇してしまう。。。
アジア人の中でも、わたしは骨太ではない、というか、平べったい体型なので、余計です。
 
 
 
で、行きついたのは、安定のUNIQLO
本当に、ここ数年、大変お世話になってます。
裾のお直し即日無料サービスに惹かれてお店に行ったことがきっかけでしたが、H&Mやザラの流行最先端でもなく、品質も良いので、すっかりUNIQLOの愛用者です。
自分の服はもちろん、子供服ももっぱらUNIQLO
 
 
日本のUNIQLOと比べると値段が割高なのが気になりますが無印良品MUJI ほどではなく、3900円→39.99EURと、まぁ許容範囲。 
(余談ですが、無印良品はなぜか日本語表記のシールが貼られていて、円表記がされているのです!日本語が読めない人が見るとそれほどショックではないのでしょうが、日本円表記で350円のところ、6.99EURだと知ると、やっぱり多少ためらうのです…)

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そんな中、ここ最近編み出した「フランスUNIQLOオンラインストア」の利用テクニックを!
 
 
パリにはUNIQLO店舗が数件あるものの、たいてい混み合っていて、試着室も15分ほど待たなければなりません。
またジーンズのサイズなど、自分のお目当てが品切れしていて、ただ疲れて帰ってくるという経験があり、いっときはUNIQLOら足が遠のいていたところ、外出禁止期間中にUNIQLOオンラインストアを見ていて、とある発見!
 
 
何気なくフランスUNIQLOオンラインストアのコメントを見ていてふと気づいたのが、これは日本語で読んだ方が自分に近いコメントが見れるんじゃないか!?と言うこと
 
…で実際にやってみると、やはりその通り〜
我ながらアイデアすごい!執念!
 
そしてここ数ヶ月は、まず日本のUNIQLOオンラインストアで良さげなものの目星をつけ、フランスUNIQLOオンラインストアで確認後、購入しています。
 
ここで、すごーくありがたいのが、同じ写真を使ってくれていること!
商品の名前はある程度推測できるのですが、それでも微妙に違ったり、特にファッション用語は移り変わりが早いので、写真でぱっと見てわかるのが本当に助かります。
 
 
例えば、この秋新作のジーンズ、日本でとっても評価が高いもので、、、
(今、購入を検討中!)

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フランスUNIQLOのオンラインサイトでも、やっぱり同じ写真が使われていて、ぱっと見るだけでわかる!

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UNIQLO日本とUNIQLOフランスと、それぞれのオンラインストアのトップページは全く異なるのですが

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レディース→ジーンズ と絞り込んでいけば、写真を見るだけで、同じ商品がどれか、すぐにわかります。
 
 
…でUNIQLOフランスのオンラインストアで購入しても、返品は提携のデリバリー取扱店に持っていけばOK、またUNIQLOのお店に持ち込んでも返品が可能!なので、めちゃ便利。
 
 
おもしろいもので、UNIQLOフランスでは散々な評価のものが、日本ではすごく高評価だったり、あるいはその逆だったりして、同じ商品でも国が異なればこれほど商品の評価が変わるのか〜と、関心。
例えばエアリズム商品は、フランスの気候に適していないので、それほど評価は高くありません。
 
 
わたしの場合は、やはり日本人なので、日本で評価の高いものを選ぶと、まあ大丈夫。
ただ一点だけ!
経験上、サイズ感は国で異なるようなので、ご注意ください。
UNIQLO日本のレビューで「ワンサイズ下を選ぶことをオススメ」とあったのでワンサイズ下を選んだところ、ワンサイズどころかツーサイズダウンしなければならなかった、、、ということがありました。
 
 
 
一般のユーザや消費者が、正直なレビューを書いて、それを見て購入を検討できるのは、本当に「集合知」の恩恵だなー、と思います。
海外在住者には本当に助かるシステム!
 
 
今年も新しい秋冬コレクションが出てきたので、こんな調子で、まずはUNIQLO日本のサイトでいろいろ情報を探しているところです。
 
 
今日はここまで。
むかーし、UNIQLOは2000年前後に一度フランスに進出し一度撤退していますが、その後2010年頃から「ライフウエア」で完全に市民権を得、フランス人にも浸透してきました。頑張れUNIQLO
海外で日本企業の商品を購入することを最初はためらってはいましたが、今となっては日本企業に貢献すると言う意味合いで、積極的に購入しています。
 
ちょっとした豆知識ですがこのような情報がお役に立てるとうれしいです。

2020 夏休みまとめと、新学期

シェアリングエコノミーを使い倒し、7月は週末旅行で、ナントNantes に行き、
8月は2週間がっつり、スイスとの国境の、レマン湖のほとりの街に滞在してきました。

 

どちらもシェアリングエコノミーのレンタカーサービスDrivyと、宿泊場所もAirbnbを利用。

 

シェアリングエコノミーについての詳細はこちら ↓

www.infofromparis.com

 



レマン湖までは車で片道6時間の長旅だったので、3回休憩をはさんで到着。

レンタカーも念のため、走行距離確認のために、写真を撮ったりしていました。

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毎日ごはん作りがありましたが、それでも、仕事のメール読まなきゃ、とか、電話かかってくるかも、と思案することがないだけで、かなり心理的に休まりました。

 

読みたかった本を読んだり、子どもたちとしっかりふれあい、大充実。

 

 


レマン湖にはフランスとスイスを往来するフェリーが何本も走っていて、
この船にのるだけで別の国に行けるのね~、と、ロマンチックに考えていました。

 

フランスとスイスは最短距離で20分、最長は3時間ほどで、毎日往来があります。

ただ、どれも割と値段が高く、また微妙に時間帯が合わなかったりで、二週間の滞在のうち、結局一度しか乗らずでしたが、「船から降りたらそこは異国!」に感激。

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湖なので、水浴びしてもべたつかないことを、身をもって学び(当たり前ですが)。
遠くにアルプス山脈が見えて、子どもがもう少し大きくなったら、アルプス山脈のお足元、シャモニー Chamonixまで絶対に行く!と決意。
シャモニー Chamonix までは車で1時間半ほどでしたが、5歳以下の子どもは、高山病のおそれからロープウエイや登山列車に乗れないことを知り、無念の断念)

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パリの都会の街並みも美しいけれど、やっぱり自然はいいなあ、と実感した旅でした。

 

---


さて、リフレッシュしたあとは、新学期。

 

 

今週から新学期が始まり、
我が家の下の子も、フランスでは義務教育の幼稚園école maternelleへ入学しました。

上の子が既に2年間お世話になっている幼稚園なので、勝手がわかっており、超スムーズに登園。

 


上の子と下の子が同じ幼稚園で何がラクかというと、なんといっても送り迎え!
これまでも、保育園と幼稚園の場所は徒歩5分くらいで決して遠くはなかったのですが、 一か所で二人まとめて送り迎えできるのはめちゃラクです。



新学期の手続きいろいろは、在宅勤務のちょっとしたスキマ時間に準備をしました。

毎年、新学期直前にバタバタと準備していた証明写真の準備もばっちり 〇

給食→区役所で登録
学童その1→幼稚園
学童その2→パリ市のサイトでアカウントを作って登録
と、目的によって登録が異なることも、3回目になるとばっちりです 〇

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初日には、大量の手書き書類の山をもらってきました。

が、こちらも、上の子と下の子の分、記載する内容は同じなので、
パソコンでコピペしたい気持ちをおさえつつ、淡々と手書きして提出。



コロナウイルス対策で、保護者は幼稚園に入れなかったり、
先生もアシスタントさんもみんな常時マスクなので、実は本当の顔を知らなかったり、ということはありますが、 子どもたちはマスクなしでのびのびやっています
(フランスでは11歳以上のみ、マスク着用です。今朝ラジオで言ってましたが、スペインではなんと、6歳以上!らしい)



子どもが大きくなるにつれて、フランスの9月が新年度!という雰囲気にも慣れてきました。
新しいクラス、新しい学校、新しい習い事… みんな9月スタートです。



今日はここまで
みなさんも、夏休み明け、9月からよいスタートを切られていますように。

シェアリングエコノミーを使い倒す フランスで夏休み

夏休みシーズンです!

6月の最後の2週間だけ、学校、保育園の受け入れが可能という連絡を受け、そのタイミングで文字通り3ヶ月ぶりにパリに戻り、夏休みに突入。

 

 

かねてから心配していた夏の里帰りは、結局延期にしました。

大阪行きフライトはあるものの、到着後2週間は自宅で自粛が定められており、4週間の滞在期間のうち、半分の2週間をじっとしておくのはもったいない、と思い、やむなくフライトの予約をキャンセル。

10月の秋休みに行ければいいなあ、と思っています。

 

 

 

夏の里帰りを取りやめたとはいえ、7月8月のまるまる2ヶ月、どこいこう!?

学童保育や特別保育のサービスも利用しつつ、うちは2度、フランス国内の旅行に行くことにしました。

これまで行ったことがない場所で、子ども連れでも快適に過ごせそうな場所、、、と相談して、今回はブルターニュBretagne地方のナントNantesに決定。

 

 

木造のゾウを見る旅

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宿泊施設を決める


以前からAirbnb を使っているので、今回もやっぱり、ホテルよりAirbnbに。

Airbnbが定着する以前でも、フランスでは Gîte ジットという小型の別荘を借り切ってバカンスを過ごすという習慣があり、今回、いちおう別のポータルも見てみたものの、使い勝手が悪かったり、また良さそうなところはすでに予約されていたり。

結局、また最初から色々と登録するのが面倒になってしまって、結局Airbnbに戻ってきました。

www.airbnb.jp

 

わが家がAirbnbを使い始めた経緯はこちらでどうぞ ↓

www.infofromparis.com

 

 


ご参考までに、他のレンタル予約ポータルはこちら ↓

www.gites-de-france.com

www.gites.fr

 

ホテルだと4人家族部屋があるところはかなり限定されますが、やはり安定のAirbnb

選択肢が豊富でありがたい。

 

外出制限が解除されて日が浅いフランスは、国内旅行を推進する傾向にあり、どこも混雑しています。

わたしが当初連絡した候補先3件のうち、返信があったのは1件のみで、残り2件はお断りがありました。

4泊5日やし、大丈夫でしょう〜とタカをくくって、1ヶ月前に予約したものの、割とギリギリだったようで、滑り込みセーフでした。

よかった!

 

庭付きの郊外の一軒家をレンタル、家主さんのところも、うちと同い年の子ども二人がいることもあり、おもちゃや絵本が充実していて、助かりました。

 

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移動手段を決める

 

今回使ったのは、ゲットアラウンドGetaroundという B to C ビジネスモデルの、シェアリングレンタカーサービス

これがすごく良かった!

fr.getaround.com


事前にアプリで免許証情報などを登録、車の予約を。

携帯電話にアプリは最低限しか入れない主義なので、いささか抵抗があったものの、これは必須なのでやむなく…

 

 

 

当日、予約開始時間の1時間前に、車がどこにあるか、住所が送られてくるので、アプリに表示された住所をもとに、開始時刻後にその場所に行きます。

予約している車を見つけ、自分で状況確認 Etat de Lieu をして、レンタル開始。

車の状況確認は、アプリが指定する角度から、8枚の写真を撮るのみ。

Bluetooth機能を使って、鍵を開けて車内に入り、アプリの指示にしたがって鍵を見つけだし、エンジンをかける。同じくBluetoothでデータを送っているのか、レンタル前後で、ガソリン量や走行距離は自動で検出されていました。

 

 


人を介さないでレンタルするので、最初は、出発当日に何かあったらどうしよう、、、と不安でしたが、時間に余裕を持って手配したため心の余裕もあり、うまくいきました。

 

 

Drivy社が保有する車の数は、欧米で7万台、利用登録者数は500万人らしいです。

わたしの場合、こういった一般的な情報よりも、同僚からの口コミによる後押しが決め手でした。

www.toute-la-franchise.com

 

 

これまで、別のウイカーOUICAR というレンタカーサービスを使っていました。

こちらはGetaroundに比べると、車の持ち主の回答を待つタイプが主流、なおかつ持ち主と待ち合わせしなければならず、これが意外と面倒。

約束した時間に遅れたり、また、待ち合わせ場所から少し歩いたところまで車を取りに行く必要があったりで、不便に思っていました。

その話を職場でしたところ、フランス人同僚に「Getaroundがいいよ!瞬時に予約できて、持ち主と会わなくても借りれるし」と進められ、初めて使ってみたところです。

 

今まで定期的にお世話になってたけど、もうきっと使わないと思う、、、

ご参考までに ↓

https://www.ouicar.fr/

 

 

さて、Getaroundのいいところは、

・Getaround社が、パリの主要な場所にシェア用の車を常設しており、reservation spontanéeという、予約したら車が空いてる限り絶対に予約できるシステムがあること

・車は定期的に掃除やメンテがされており、また新車で走行距離が短いなど、比較的良い状態であること

・車にGetaroundのロゴがあり広告宣伝を兼ねているため、料金が安いこと

・走行1200kmまで無料、レンタル時よりも返却時にガソリンを多く入れていた場合、差額が返金されること

・持ち主によるドタキャンがない(うちは一度これで痛い目にあったので…)

 

 


 

 

悪いところ、気になっているのは、

・車のピックアップと返却は路上のため、夜に一人でレンタル、返却する時に、やや不安あり(治安的に)

・シェア用の駐車スペースでも、容赦なく自家用車を停める人がいるので、本来返却すべき場所に別の車が停まっていると面倒(場所がない場合は、近隣の一般駐車用スペースに停めた上で、連絡をする必要あり)

・時間厳守(1分でも返却時間をオーバーした場合、システムが自動的に追加料金を加算する)

というところでしょうか。

 

 

いずれも、時間に余裕を持って行動すれば解決すると考え、今回は朝出発のところ、前日の夕方からレンタルを開始、返却も、夜帰宅後、翌日朝に返却というスケジュールにしました。

 

 

普通は、このようにシェア用の路上駐車場所が定められているのですが、ここに普通の車が停まっていることもしばしば。

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さて、今回は、泊まるところも移動手段も、シェアリングエコノミーを活用しました。

 

 

今まで、宿泊施設はAirbnb+移動は電車、だったり、宿泊はホテル+移動はレンタカー、という組み合わせ。

 

今回初めて、移動も宿泊も、どちらもシェアリングエコノミーにしてみたところ、意外とサクサクいけました。

 

 

***

 

10年前には、こういったサービスが供給されること、とても想像できませんでした。

10年ひと昔、とはよく言ったもので、技術の進歩と、人の価値観の移り変わりを感じます。

 

 

そして、シェアリングエコノミーならではの、使った後にお互いを評価するシステムは、前にどこかの本で読んだ「評価経済」の波を感じます。

 

借りた方も貸した方も評価し、評価されるシステム。

確かに、過去に評価が悪い人とはあまり関わりたくないし、逆に、評価が高い人とはぜひお取引したい!と思います。

このシステム、なんか落とし穴があるような気がして、ここ最近、考えてみていますが、まだその理由は何かわからず。。。

 

 

 

 さて、Getaround は2006年に設立のスタートアップ

トヨタ自動車ソフトバンクの資本が入っているようです)

ja.wikipedia.org

boxil.jp


そしてAirbnbは2008年です

ja.wikipedia.org



 今回行った ナント Nantes は、18世紀のSF作家ジューヌヴェルヌ Jules Verneの出身地ということで、子ども連れでも楽しめるところです。パリからも直通TGVで2時間。

80日間世界一周」子どもの時大好きでした。

ja.wikipedia.org

 

 

今日はここまで。

この記事が、シェアリングエコノミーを使ってみようかな、と思っている方の参考になれば嬉しいです。

 

また8月に、同じようにシェアリングエコノミーを使って、家族旅行2週間を予定しているので、その結果をまたアップデートします。

 

どうぞ、素敵な夏休みをお過ごしください。

(予想)首都パリ 一極集中の終わり

フランスでの外出禁止生活の解禁、第二段階について、会見がありました。

6月2日以降は、これまで制限されていた100㎞以上の移動についても、制限なく可能になる、という、夏のバカンスをめちゃめちゃ意識した政策でした。
確かに、例年であれば、この時期は夏のバカンスの予約を終えているくらいですが、今年はこの制限解除を待って、やっと計画しはじめる、という感じ。

我が家は、できれば恒例の日本への里帰りをしたい、と思いつつも、国際便の運航がどうなるかによりますが、 うっすらと、フランス国内で夏のバカンスを過ごすとするとどこに行こうか?という話はし始めています。
もぞもぞと、心の準備…
 
さて、今回の外出禁止生活を振り返ってみると、いろんな発見がありました。
そんな発見をふまえて、これからどうなるか、想像してみました。
 

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その1) 住む場所の選択肢が大きく広がる

政府会見では、移動制限は解除するが、引き続き、在宅勤務の継続がうたわれています。わたしの職場でも、一定の物理的距離を確保するため、8月末までは出社する人数を調整し、在宅勤務できる人は在宅で、となっています。

もし、このまま在宅勤務制度が恒常的に許容され、運用されるようになると、と、考えてみました。

雇用主と「月一回だけ出勤」という契約を結ぶ人も出てくるでしょう。
例えば、月に一度だけなら、飛行機で片道2時間程度の距離でも、許容範囲ですよね。
南の端マルセイユに住みつつも、パリの会社に勤めている、
スイスとの国境に近いジュネーブに住んで、子どもはスイスの学校に通学させ、自分は月一回だけパリに出勤、通常は在宅勤務、などというケースが出てきそうです。

パリに住むメリット=パリ市内の職場への通勤時間の短縮 をそれほど重要視せず、住む場所が決められるので、
家族体系やその時々のライフスタイルに合わせて、選択肢が広がります。
 
こういったライフスタイルを送りたい人は、職種を選択する際に、大前提として「在宅勤務ができること」
「職場への出社は月X X回」という条件を考えるでしょう。
その結果、、、
 
 
 

その2) 職業間の差異が大きくなる

「在宅勤務できる仕事」と、「在宅勤務できない仕事」の「差」が開きます。
ここでいう「差」はズバリ、「物理的に、毎日、仕事をする場所に行くこと」
 
「在宅勤務できる仕事」は、実質労働時間は変わらなくとも、通勤時間がまるまる浮き、自分の自由時間が増える一方、「在宅勤務できない仕事」は、自分の自由時間を削って仕事をしていることになります。
 
今までは一般的にどの職業でも、毎日職場に行くことが大前提でした。
だからこそ、家を買ったり、引っ越す際には、職場との距離、公共交通機関の利便性を考慮していたのです。
が、在宅勤務が浸透すれば、職業選択の際に、「在宅勤務の可否」がポイントにな流でしょう。

フランスでも安定した職業である公務員、官公庁の公務員や教職関係者、保育士や医療従事者などは、まさしく「在宅勤務できない仕事」。
これまでは安定を求めてこれらの職業を選んでいた人も、「在宅勤務できないからやめておこう」となるかもしれません。

この職業は「在宅勤務したくてもできない」ので、住む場所については、
(1)引き続き、仕事場の通勤圏内に住む、もしくは、
(2)住みたい場所をまず決めて、その周りで仕事を探す
の、ふたつの選択肢が生まれます。
 
 
 
 
その3) 地方に散らばる 

在宅勤務者が増え、人の移動先が首都圏に限定されず、地方に散らばったとします。
人口が地方で増えると、比例して、学校や保育士、病院勤務の需要が増えるでしょう。
「在宅勤務できない仕事」に就いている人でも、地方での需要=地方での求人募集が増えると、
自分の生まれ育った場所で子どもを育てたい、海の近くの街に住みたい、という人が、移動を始めます。またその周りには、生活に必要なインフラやサービス業も増えます。
 
 

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結論) パリ一極集中の終焉
 
パリ、もしくはパリ近郊に住んでなくてもいいや、
求人募集も地方と変わらないレベルだし、住環境はすごくいいわけじゃないし、という人が増え、首都圏への一極集中が終わりを迎えます。
 
 
実際に、2020年3月の外出禁止令が出てすぐ、パリを出て、地方の別荘や田舎の実家へ向かった人は20万人。
首都パリとパリ近郊の人口は約210万人、なので、約1割、10%の人が、外出禁止令が出てすぐに動ける人、パリ以外に長期的に住む場所がある人だったと考えられます。
たかが1割、されど1割。
 
 
 
 
さて、すごく極端な想像をしてみました。
しかしパリは、何と言っても首都。
パリの価値は、大きく下がることはなく、
フランスで「一番」の学校や大学、大きな病院はパリにあり続け、
観光名所はやはりパリが目白押し、
パリの美術館や博物館には著名な作品が保管され続け、
コンサートや映画の封切りもまず、首都パリを中心にして行われることは、変わらないでしょう。
 
 
 
 
今日はここまで。
わたし自身も、できれば週一ペースで職場へ行き、残り4日は在宅勤務を続けたい!と切に願っています。
さて、どうなるでしょうか。
みなさんの職場はどうですか。
そして、この予想は当たるのか外れるのか!?
数年後に検証したいと思っています。

睡眠時間の記録と管理

2年ほど前、二人目の育児休暇がもう終わろうとするころ、こちらの本を読みました。

西野精治 「スタンフォード式 最高の睡眠」  

スタンフォード式 最高の睡眠

スタンフォード式 最高の睡眠

  • 作者:西野精治
  • 発売日: 2017/02/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 



睡眠負債が、生活の質、ひいては自分の可能性を大きく妨げることが具体的に書かれており、当時、まだ夜中に授乳中していたため、とても危機感を感じ、睡眠時間を可視化しよう!!と思いたちました。

ちょうど職場復帰というタイミングだったため、自分の生活リズムを管理することを目的として、高機能ではなくとも気軽に手が出せる、まずはこちらの腕時計タイプの睡眠計を購入。

 

 

Xiaomi Smart Band

 

Amazon France で、当時20ユーロほどで購入。
当時のわたしのiPhone5Sでアプリをダウンロードし、睡眠管理を始めたところ、これが意外にも楽しく。
子どものベビーカーを押してる時に電話がかかってきたら、腕時計が振動して教えてくれたり、テキストを受信したらアラート表示してくれる、という機能が思っていた以上に便利で、完全に、スマートウォッチ派になりました。


唯一の欠点は、こちらのモデルはデジタル表示のため、腕時計はアナログ派なわたしには、時間を表示させるためにいちいちボタンを押すことが面倒だったこと。



そして、1年半ほど前に、

・完全アナログ

・睡眠計

iPhoneと連動できる

という条件を全て満たしたこちらを購入。

 

Withings STEEL HR 38mm

 

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なんのご縁か、Withings社はなんとフランスのスタートアップ企業です。
前のXiaomiよりも予算を出して、確かAmazonのタイムセールで、130ユーロで購入。

 

 


使い始めて1年半になりますが、今のところ不満点は、昼寝が計測されないことぐらい。自分のパフォーマンス、体調も比較的良くなり、お昼ごはんを食べた後でも、眠くならない!先述の本に書かれていたとおり、なんとなく自分に優しく、肯定的な自信がもてるようになりました。

 

 

 


おかげで、過去6か月ほどの睡眠記録もこのように少しずつ良くなり、
最近は月平均やっと80ポイントの大台にのりました。

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睡眠時間だけではなく、心拍数をはかり睡眠の質を測定して、
        みどり = 良い
        オレンジ = 注意
        赤        = 要注意、危険
の3つに色分けされます。

 


月別データの他にも、日時データもあり、

就寝時間から起床時間までの睡眠ログも見られます。

 

 


夏の日本帰省中につき、時差で寝つきがよくない時期。今見ると恐ろしい…

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二人目の夜泣きのころ。二時間おきになぜか起こされつらかった…

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年末年始のストライキと、

クリスマスなどフランスでの家族イベントが目白押しだったころ…

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どうも、傾向として、月曜日と木曜日の睡眠の質、時間良くないみたい。

なぜかはわかりませんが、気をつけるポイントになるので、ありがたい。

 



そして、わたしがあまりにも良い!と言い過ぎたせいで、仏人主人も色違いの同じモデルを購入しハマり、 同じWithings社製の体重計も購入し、アプリで、睡眠、体重の管理をするようになりました。


主人のダイエット熱に火がつき、なんと!13㎏も減量したのです。

前にどれだけ無駄に大きかったん??って感じですが。

購入した体重計はこちら ↓ われらがAmazon France で、確か100ユーロほどで購入

www.withings.com

 

体重計とスマートウォッチ、どちらも、もっと高額なのでは?と二の足を踏んでいましたが、いざ、やって見ると、モチベーション維持のためにはちょうどいい投資額でした。

 

正直、Xiaomiの方が睡眠はきっちり計測されていたような印象があるものの、わたしの場合、ざっくりと睡眠が分かればそれでよいので、この点は問題なし。

 

「最も健康被害が少ないのは8時間睡眠」という意見もあり、仕事、家事、子育てに音をあげず、8時間睡眠の確保が目標です。

doors.nikkei.com

 

今日はここまで。
フランスの日々の暮らしとは少し異なりますが、睡眠時間が増えてきて嬉しいので、そのおすそわけに。

睡眠の計測を検討されている方の参考になれば嬉しいです。

 

フランスと日本 水に対するこころもちが違う、という話

ウイルス感染対策で、子どもの預け先が閉まり、在宅勤務になっているため、
義理の両親の別荘に居候してから、まる2か月が経ちました。
 

在仏10年ですが、これほど密に、長く、フランス人家族と生活を一緒にしていると、
改めて日仏の文化の違い、というか、「生きる」ための前提条件、こころもちが
色々と違うなあ、と実感する場面が多々あります。
 
 

今日のネタ「水回りの感覚が違うなあ」と心から実感したことも、その1つ。
 


日本人は、一日の終わりに、疲れをとるため、夜にお風呂の入るのが一般的。
極端な例ですが、清潔好きの元同僚(日本在住の日本人)は、朝にシャワーで髪を洗い、仕事から帰ったらすぐお風呂!という人がいるかと思えば、
今の同僚(フランス在住20年の日本人)は、朝シャワー浴びるだけ、湯船なんて日本に里帰りする時ぐらいしか入らないよ〜という人もいます。
 
 

わたしの日本の家族は、一日の終わりにお風呂、派。
父親は、仕事から帰ったらお風呂→夜ごはん、
その他のメンバーは、夜ごはん→お風呂、という習慣でした。
この習慣から、結婚してすぐ、わたしはお風呂は夜ごはんの後に入る人やから!と、仏人主人に伝えたことを覚えています。
 
 

フランスに来てから、何度かやむを得ず、お風呂→夜ごはん、というルートをやってみましたが、合わず。
お風呂の後に、また洋服に袖を通すことにものすごい抵抗感があります・・・
 
 

幸い、わたしの主人も日本人並みにお風呂好きのため、毎日、お風呂→夜ごはん、という、わたしの父親のルートを踏襲しており、
子どもたちも毎日、お風呂→夜ごはん、というスケジュールでやっていました。
 
 
 

そんななか、義理の両親と同居してみたら、うちのこのお風呂スケジュールは、フランスではすごく少数派ということが分かりました。
フランス人は、一般的に、朝、昼、夜、時間帯を問わず、お風呂ではなくシャワー。
朝一番に、もしくは午後の仕事終わり夕食の前に、身なりを整える目的のようです。
日本人のように、しっかりと毎日お風呂に入る人もいますが、少数派。
わたしが、夜ごはんの後に毎日お風呂に入ります~、と言ったところ、
義理の母に、「そんな寝る直前にきれいにしてどうするの? 寝るだけでしょ〜」といわれます(笑)。
 

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確かに、真夏でも日本ほど湿度が高くないため、普通の生活をしている範囲では、「あー、汗を流したい!」と思うことが少ないです。
そのため、何日かに一度しかお風呂に入らない、あるいは、そもそもここ20年ほどお風呂を使っていない、という、完全なるシャワー派の意見も、分からないではないです。
だからこそ、香水文化が発展したという歴史にも納得です。



さて、フランス人と日本人の、この習慣の違いは、
水がたくさん使えたかどうか、が、分かれ目だったのでは?と考えています。


フランスだけではなく、アメリカやヨーロッパでは、上の写真のように、バスタブの横に「洗い場」がないのはよく知られています。 トイレが真横にあるケースも多々。
バスタブに入ったまま体を洗うため、お風呂の後にお湯を抜かなければなりません。そのため、一度に使うお湯の量がめっちゃ多い!
そして、ひとり入ったら、そのあとの人が入るまでにまたお湯をためるので、時間かかるかかる!
 
 
わたしの一般的な生活基準として、水が結構重要だったのね!と初めて実感したのは、もう15年も前のこと。
サンフランシスコとロンドンに住んだ際、どちらの都市でも、水回り環境の悪さに驚きました。どんなにモダンなアパートメントでも、水回りは本当にイマイチ。
お風呂に入ろうと思って、うきうきしながら蛇口をひねっても、勢いよく水が出ない。
熱いお湯がやっと出た!と思っても、急に冷たい水になったり。
結果、生ぬるいお湯につかって過ごす、という。
そして、水が止まることもたびたびありました。
ひとつの家庭で、熱いお湯を使いすぎてタンクが空になったから、というような「使う水の量」による影響が多かったです。
「日本にいる感覚でお湯を使ったら大変よ」と、海外在住日本人の先輩にも教わりました。よく旅行ガイドブックに載ってる「お湯が出ないことがあっても驚かないように」という記載を、肌で感じました。
 
 
 

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そして、水回りといえば、トイレの仕様、使い方も、異なります。
日本のように水を勢いよくたくさん流して、汚れを落とす形式ではありません。
そのため、職場に日本からの出張者が来て、トイレを使ったあと、汚れが落ちておらず
総務部があわてて「トイレの使い方」について明記した(要するに、汚れが落ちていない場合は、設置しているブラシでごしごししてくださいよ!という)
マナー推進のメールを社員全員に送ることが多々ありました。
 
 
この話、いまだに、パリの自宅のトイレ掃除をするたびに思い出します。
海外生活に慣れていない日本人にとっては、「なんで水流で汚れが落ちないの!?」って感じなんだろうな、と思います。(わたしもそうでした!)



日本の水は柔らかい、いわゆる軟水なのに対し、フランスは硬水なので、肌や髪の毛への負担が大きいです。
カルキを取る掃除も欠かせませんし、硬水の水道水で顔を洗うくらいなら、化粧水でふき取り、というのが、フランス人女性のデフォルトです。
 
 
義理の両親の前で、日本流でご飯を作る機会があったのですが、その際も、
「和食は野菜も茹でるのね〜 お湯沸かしてから冷水で流してシャキッとさせるって、お水がたくさんいるわね〜」
「蕎麦や、そうめんは、茹でてからまた流し水にするなんて。お水が…(以下同)」
という反応が面白かったです(決して嫌味ではなく、発見!という感じ)。



つくづく、日本は、水資源の豊かな国なんだなあ、と思います。
稲作も、水が豊富にあることが前提で発展した文化ですし、温泉など、資源としての「水」に恵まれた国ですね。
ああ、温泉いきたいなあ~


今日はここまで。
海外在住で、この話わかるよ~、と思われる方、また、
これから海外に行かれる方で、心の準備をされている方の参考にでもなれば、嬉しいです。
 
 
日本の文化については、こちらもどうぞ ◎
自分が持っていた違和感をはっきり文字で認識し、腹落ちしたときの話です

外出禁止生活 助かったもの これから見直すもの リスト

2か月の外出禁止生活(5歳児と2歳児の子育て、在宅勤務)を経て、自分の価値観ふくめ、いろんなもの、いろんなことを見直す機会がありました。

昨日から段階的に外出禁止が緩和されているところ、今日は、備忘録的に、そのまとめを上位3つずつ、記録に残しておきたいと思います。

 

 

良かったもの

 

第三位 創作系の子ども用おもちゃ類

子どもたちはかわいくてかわいくて仕方がないんですが、ご飯の準備、急な仕事の電話対応などの時にもおかまいなく「おかーさーん」「おかあさんちょっとこれみてみてみて」と四六時中呼ばれると、イライラしないでおこう、、、と思っていても、なかなか難しく。

 

子どもたちからのかまって攻撃をかわすため、創作系おもちゃは本当に助かりました。

 

ねんどセット

たまたまスーパーで安売りしていて、30個くらい色が入ってる大きいセットと、おもちゃのセットを買ったのですが、これがイイ!

色が混ざってしまうことを恐れず、勝手につかっていいよ~、と渡してあげると大喜び。お料理キットつきで、二人一緒に遊んでくれて、45分くらいはもちました。

 

 

パズル

絵柄問わず。5歳の長男にのみ、通用しました。2歳児には少し難しすぎたようでしたが、これから年齢が上がってくると大丈夫だと思います。

 

 

トランポリン

3月下旬に購入。フランスでは日本よりも安いのか、しっかりしたつくりのものを150ユーロで購入(上のイメージよりも倍ほど大きいです)。子どもたちと一緒に、体を動かすために毎日使っています。

 

デメリットは、常に外に出しっぱなし(都度片付けるタイプではない)ので、掃除が必要なところ、田舎の家でなければ、置き場所がないところ。

大人でも思ったより楽しめます!

時間があったら、トランポリンのジムも挑戦したいなあ。

 

 

 

第二位 最新のiPhoneとワイヤレスイヤホン

2019年1月(もう1年以上になりますが)に、それまでのiPhone5Sから、当時最新型だったiPhoneXに乗り換えました。

今から思い返せば、高かったけど、これはよかった。

わたしは日常的に使っているアプリは3つほどですが、それでも動きが早くなり、それまで諦めていたいろんなことを、携帯電話でするようになりました。

Kindle読み上げ機能とか

今まで、iPhoneの容量やバッテリー的に躊躇していたものが、心理的に「よし、やってみよう!」と思えるようになったことが大きい。

ワイヤレスイヤホンも同時に導入したので、音楽聞きながら作業したり、メール打ちながら電話できたり、家事しながら音楽聴いたり。

今までなんでやってなかったのか!という発見がありました。

おすすめです。

 

 

第一位 (外出禁止生活の時の)居心地のよい在宅環境

規模の大きい話なのですが、今回の外出禁止、学校閉鎖が決まってから、本当に何度も感謝をしたのが、義理の両親の、田舎の別荘の存在。

庭があり、乳牛が家の裏で放牧されていたり、お隣さんの羊が家の近くまで遊びに来たり、と、子どもたちも興味津々。庭ででんぐりがえしして遊んだり、砂遊びしたり、トランポリンしたり。外出禁止の重苦しい雰囲気を感じさせず過ごせたのは、本当にありがたいです。

 

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パリに住んでいて、これはイイ!と思うのは、「なんでも手が届く」こと。買い物や子どもの習い事、仕事の多さはもちろん、美術館や映画などのエンターテインメントが多い点。公共交通網が整っている点。しかし、今回のように外出禁止、学校閉鎖になると、これらのサービスは供給されないし、仕事も自宅勤務。となると、やっぱりパリのメリットはほぼ皆無。

義理の両親のありがたい心遣いには感謝してもしきれません。文化の違いや性格の違いで、これまで多少のいざかいはあったものの、お互い努力をして、関係を構築できていたからこそ、今回の居候が実現したと思っています。

これからもお世話になります。

 

余談ですが、フランスでは、郊外の不動産の値上がりと同時に、パリの不動産が下落傾向にあるようです。在宅勤務で都市圏に住むメリットを見直す人が増えているみたい。

www.leparisien.fr

 

 

さて、ここからは、これまでは思ってもいなかったけれど、今回を機に見直したいものベスト3です。

 

見直したいもの

 

第三位 仕事着や仕事用の化粧品

職業が金融業界ということもあり、出勤は上下スーツ、インナーもおとなしめのカットソー、靴も無難な黒、という服装でしたが、100%在宅勤務となった今、これらはすべて、お蔵入りしております。

お化粧品も、それまで使っていたメイク系ラインナップから、基礎化粧品系にシフト。色をつけて誤魔化すよりも、基本で勝負!という心意気になりました。

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もちろん、外出規制が緩和されて、また出勤するようになったら毎日身に着けるものではあるのですが、それほど投資するものでもないな、と感じるきっかけになりました。お化粧品は特に、流行の色よりも、基本さえしっかりしていれば美しい!はず。

服装も、傷んだものは処分して、最小限で着まわすのがよい、と実感。

パリに戻ったら断捨離!断捨離!

職業柄、肩書きの高いお客さんに会う機会があるので、その時にみすぼらしくない範囲で、見直ししたいと思います。

 

 

 

第二位 通勤時間

これは、日仏問わず、在宅勤務のみなさんが思われていることかと思います。

通勤時間がなければ、例えば、8時55分まで家の用事をして、9時から、ハイ仕事!ができるんですよね(当たり前ですが)。終業も同じく。

いつもだったら、8時過ぎたら鬼のような形相で子どもを急かして、8時20分の登園(幼稚園と保育園)を死守、そして職場までダッシュ!という生活だったのに、朝晩約45分ずつ、約1時間も儲かるのですよ。

いつ出社指示がくるかびくびくしていますが、在宅勤務、定着してほしい。

個人的には、週一ペースで職場へ出勤、が希望です。

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第一位 ノートPC

急に在宅勤務に切り替わったものの、残念ながら職場からPCの支給はありませんでした。2019年12月のストライキの時に、新しいPCを買おうか迷ったのですが、結局買わず、大変後悔しています。

わたしが使っているのは、主人のおさがりのMacbook Proで、とても性能がよいものなのです。が、2012年のモデル(!)のため、毎日稼働させるには、いろいろと不便な点がでてきました。バッテリーも1時間半しかもたないので、常に電源もちあるいてます。

こんなことなら、お手頃価格の、最新のWindowsノートPC買っとけばよかった。

とほほ。

もう少し落ち着いたら、WindowsのノートPC買おうね!!と話しています。情報のインプットはタブレットでも十分ですが、仕事含め、何かアウトプットしたい時は、やっぱりちゃんとしたPCが効率が良いです。

 

 

余談ですが、最近のノートPCってDVDドライブないものが主流なんですかね。今のMacbook ProはDVDドライブがついているので、子どもに日本語のDVD見せるのに重宝してたのですが、最近はDVDプレーヤーも50ユーロくらいで売ってるし、PCとはもう切り離されているんですかね。

 

 

 

昨日5月11日からやっと!飲食業を除くお店や、一部の公共機関が開設されるようになりました。100km以内の移動であれば、外出許可証の携帯も不要になりました。

とはいえ、100km以上の外出にはまだ許可証の携帯が必要ですし、毎日、病床の空き状況を表す地図が発表されており、パリはまだまだ赤色。

今わたしたち家族がいるのが、緑の地域。

緑→赤の移動は100km以内であれば可能である一方、赤→緑は、原則許可されていません。

 

 

フランスのマクロン大統領が「学校の再開」を優先したい、とアナウンスしており、学校も段階的に登校可能になるようですが、再開に向けてのハードルもかなり高いようです。

 

うちの子どもの幼稚園の場合、全校生徒約200名に対し、今週受け入れ可能な人数は約1割の24名、それに対し、登校希望者数は全体の約3割の70名とのこと。

まだまだ全校生徒の登校は先になりそうです。

もとの生活に戻れるかな〜?と思ったものの…このまま7月の夏休みに入る覚悟。

とても楽しみにしていた、毎年恒例の日本里帰りも、なんだか雲行きがあやしくなってきました。

 

 

唯一救いなのは、フランスではちょうど春から初夏にかけての気持ちがいいお天気が続いていること。

気持ちをおおらかに、余裕を持って過ごしたいです。

 

 

今日はここまで。

今回のリスト、みなさんの参考になれば嬉しく思います。

外出禁止中のありがたいサービス

3月18日からの外出禁止の生活も、はや1か月が経ちました。

うちは、田舎の別荘に寄せてもらっていることもあり、もともと隔離された場所のため、幸いにもゆったりと快適に過ごしています。


食料やパンを一週間分買いだめする生活にも慣れ、
また在宅勤務も少しずつですが、効率よくできるよう、椅子を変えたり、パソコンの位置を変えたりするなど、小さな知恵を重ねています。

 

日々ニュースで流れる衝撃的な情報も、以前は耳をそばだてて聞いていたところ、

いつのまにか、ながら聞きでも平気になり、
人の習慣、慣れ、というのは、1か月でこれほどまで変わるのか、と驚いています。



さて、そんな中、外出禁止の生活で必要な「外出申請書」
外出の度に、個人情報と、外出の日時を記載して、携行するものです。
プリンタがない我が家は、いちいち直筆で白紙に書いていたのですが、

外出禁止令の発令から2週間ほどたったころから、
新聞各紙が、最終ページに、この「外出申請書」のテンプレートをつけてくれるようになりました。
これがありがたい!


表紙はいつもと同じですが ↓

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最終ページの見開きにテンプレートがあります ↓

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ハサミで切って使えるようになっていますが、その一手間が面倒なときでも、

このページだけ持ち歩けば◯

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これ、最初に考えた人、本当にすごいと思います!
プリンタが無くても、ちょっとパン屋に~、というとき、さっと書いて持っていける。

 

本来は不要不急の外出を抑制する目的で、その理由を明確に、本人に把握させるためのもののため、1週間に2度ほどしか使いませんが、この気遣いが嬉しい!! 


早く元の生活に戻ってほしいと思う半面、

日に日に自分の意外なサバイバル能力を発見し、驚いています。 

パンを焼いたり、しゃぼん玉液を自作したり、ありものでちょっと簡単な子ども用の工作をしたり、おやつを作ったり。

 

 

5月11日に向けて、子どもたちの学校、保育園から連絡メールがきましたが、

今のところ、「未定です」の連絡だけ。

とにかく、健康第一、笑顔を忘れずに、視野を広く持って過ごしたいと思います。



今日はここまで。
ご家族、みなさんの健康第一で、よい週末をお過ごしください。 

 

新型ウイルス感染対策の生活については、こちらのエントリもどうぞ ↓

www.infofromparis.com

 

 

フランスのいいところシリーズもぜひご覧ください ↓ 

www.infofromparis.com

 

 

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フランス 外出禁止生活での発見


新型ウイルス感染対策のため、3月16日から始まった外出禁止生活も、まもなく1ヶ月近く経とうとしています。この間、フランスは毎日ほぼ全てのニュースが感染に関するもの、また、全世界的に不安なニュースが毎日のように流れています。
3週間経って、「フランスならでは」のよかった点、また意外な発見があったので、記しておきたいと思います。

 

スーパーの棚。パスタとコーヒーが在庫少なし ↓

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よかった点

有給の「保護者やすみ」
保育園児、幼稚園児の二人がいますが、いずれも3月16日から完全閉鎖。
それでも慌てずいられたのは、国が「保護者やすみ」の場合、有給の病欠扱いとすることが保障されていたから。
両親同時に申請できないなど制約はありますが、これは本当にありがたい◎
職場でも正々堂々と申請できるし、経済的な不安もないし。
今回の新型ウイルス対策に関して、アメリカは、政府ではなく企業や経済団体、また州が率先して対策を立てている一方、一方のヨーロッパは、国が率先している印象です。


パリ以外の住居に滞在
学校閉鎖が発表された翌日の金曜日から、ノルマンディにある、義理の両親の別荘に居候させてもらっています。
小さい子どもがいる家庭にとって、公園も図書館も閉まる、また人口密度が高いパリに比べると、広〜いお庭がある別荘は本当に楽しそう。
また、先述の「保護者やすみ」制度のお陰で、主人もしくはわたしが一緒に遊んであげられるので、義理の両親にも比較的負担をかけられずにいれるので、ちょうど良い距離感を保てて、3週間でも比較的穏やかに過ごすことができています。
フランス人は、別荘 Maison Secondaire を所有して、バカンスや長い週末のオフタイムを過ごす場所と、仕事や学校のオンタイムを過ごす場所を分けていることが多いです。
今回の件で、避難場所的に過ごせる場所があって本当によかった。

パリジャンがパリ以外の別荘に行くことによって感染が広がる、という理由で、パリの車のナンバープレートを見て差別的な行動があったと報道されていました。なにせ3週間前から3回しか外出してないので、そのように嫌な思いをしたことはありません。



意外な発見

在宅勤務の不便さ
子どもの送り迎えに朝晩猛ダッシュすることを考えると、通勤時間がない、在宅勤務っていいなあ、と思っていました。
…がしかし、いざやってみると、これが意外と難しい。
もちろん、子どもたちとも物理的に離れて、自分だけの部屋で仕事をするんですが、やっぱり「家」なので、モニターが2つない、モニターのサイズが小さい、プリンタがない、
机と椅子が長時間座るのに適してない、
ちょっとした質問でも、いちいち電話やメールで同僚に連絡しなければならない…などなど、細かい不便さがどんどん積もっていって、効率がちょっとずつ落ちます。
やっぱり職場は「仕事をする」のに適していることを、身をもって実感します。


フランス政府の決定→実行のスピード
3月13日に学校閉鎖、15日に商業施設の閉鎖を発表するなど、大統領声明が次々と出されました。そして、この2日間の間に、失業保険制度、「保護者やすみ」制度の実務手続きが発表され、さらに16日からは自宅学習のためのインターネットサイトの連絡があるなど、そのスピード感にびっくり。
フランスは日本に比べるとのんびりしているラテン気質なイメージでしたが、今回のように、人の生命に関わる重大な決断は次々と行われ、また民間企業が政府指示にスムーズに従えるよう、制度もあっという間に作ってしまう、そんなフランスの意外な一面を見ました。


詳しくはこちらのエントリで ↓

www.infofromparis.com

 



それほど買う物がないことに気づく
外出のたびに、日時を明記した理由書を作成しなければならないので、外出するのも週に一度になりました。パンは1週間分買って、冷凍庫で保存。
食料品や生活必需品は、リストを作り、リストにあるものだけを買って一目散に帰る。
そんな生活になると、同じメニューで回すので、意外と買う物って限られてるな〜と実感します。
お友達を招待して家で食事することもなければ、綺麗に着飾って出かけることもないので、質素であるものの意外と良い感じの、基本的な生活スタイルになっています。


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個人的には、ヘアカットいきたい。
美容院が開いてないので、みんなどうしてるんだろう、と不思議です。自宅カット?
あと、職場に行かなくなったので、仕事着がいらなくなって、アイロンあてることがなくなりました。毎日ジーンズとTシャツ…


フランスでは、今週あたりが折り返しか?と言われています。
外出禁止が解かれるのは、地域ごと、また学校は年齢ごとに段階的に行うことがうっすらと発表されていますが、この緊迫した状況は続きそうです。

 

先日、2週間ぶりに職場に行くためメトロを待ってたら、通勤ラッシュの時間帯でこの様子 ↓ いつもは押し合いへし合いして乗れないくらいなのに。

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今日はここまで。
このエントリがきっかけで、同じように思ってくれる方がいると嬉しいです。