フランスで考えるブログ

フランス在住 大阪出身の金融業界フルタイム勤務のわたしの日常生活と頭の中

「移動距離」と「もったいないと思う気持ち」は比例すると思った話

こんにちは! ごまめです。

 


先日、家族でロンドンへ小旅行に行ってきたので、今日はその時に感じたことを共有したいと思います。

 

パリとロンドンは新大阪東京の移動とほぼ同じ。

移動時間2時間15分で行けるユーロスターで行きました。

ユーロスター、とくにパリ→ロンドンは1日に5~6便あることから

ビジネス需要、観光需要が一定数担保されているようで、

常に「ダイナミックプライシング(需要供給価格制)」が導入されています。

 

 

「予約数が残席が少なくなると、値段が上がっていくシステム」なため、

直前にとると1人片道250ユーロから300ユーロと非常に高額なのですが、

うちの場合は、子どもたちの学校の休暇に合わせ & 週末にくっつけることを予定していたため、3ヶ月前の予約開始と同時に素早く予約!!

4人で往復450ユーロくらい。

 

 

 

↓ フランスの学校休みが多い話はこちら...

www.infofromparis.com

 

 

 

合計4泊5日の週末小旅行だったものの十分楽しめました!

(余談ですが)フランス生活に慣れると、基本的に1週間単位で休暇予定を組むので

ため4泊5日は短いな~という感覚になっちゃいます。

 

 

 

 

お天気はまずまず…

2月なので寒いのは覚悟して、またお天気と子どもたちの体調を見ながら、

お決まりの美術館や博物館街歩きなどをして...

(雨には降られませんでしたが4日間ともこんな ↑ 天気)

 

 

 

ラーメン屋さんにも行き...

(子どもたちが食べ盛りとはいえ、

4人でお会計80GBP=1万2千円にはビビったよね...大都会ロンドン)

www.shoryuramen.com

 

 

 

 

…で最終日に、お土産を何か買おう!と言う話になったのですが、

意外と、何も欲しいものがない!

食べ物 ? いや電車に乗るし、荷物が増えるくらいならいらないかな~

ロンドンモチーフのグッズ?……あとでいらなくなりそう~

 

 

 

ということで、結局買ったのは子どもたちのちっちゃいお土産だけ。

大英博物館ロゼッタストーンのゴリ推しにうちの子どもたちはなぜか爆笑。

「もはや石じゃないグッズを売ってる!」

 

 

 

 

結局、ほぼ毎年里帰りしている日本行きと比べて、とーっても荷物が少ない、身軽な旅行になりました。

 


これはなぜか?と考えてみると、

「総移動時間」と「もったいないと思う気持ち」が比例するからだなーと思いました。

 

 

日本の実家までは、空港の待ち時間も含めると約20時間、

かたやロンドンはその10分の1の片道2時間程度。

 

 

Brexitがあったとはいえ、地理的にも欧州にあるんだし、

言語以外はあまり異国感がなく「これフランスでもあるし」が結構あり、

それに呼応するように「ここで買わなきゃ!」感がなかった印象です。

 

 

日本の里帰り... Uniqloはフランスより割安だし、化粧品も日本のが使いやすいし、

子ども服も日本の方がかわいい気がする... なんて毎年散財するのと正反対!

 

 

今日はここまで

みなさんはこんな経験ありますか?

今日のエントリがみなさんのお役にたてるなら嬉しいです。

 

 

 

◎おまけ◎

フランス人はちゃんと仕事してるのか?休んでばっかり!の質問に対して考えたことはこちら... ↓ 少し前のエントリですが、書いてる内容に変化はありません。

ぜひ見ていってくださいな。

 

www.infofromparis.com

 

【フランス時事】ZARA最強説

こんにちは。ごまめです。

 

あっという間に季節が移り変わり...フランスはすっかり冬。

先週は最高気温が10度以下の真冬日がありましたが、今週は日本と同じ暖冬。

冬にぐっと冷えないと、翌年の夏に蚊やハエが増えると聞くので、

個人的にはもっと冷えてくれてもいいのに、と思ってます。

 

フランスでの虫との戦いについての記事はこちら ↓

www.infofromparis.com

 

 

 

秋冬服に衣替えしたタイミングで、フランスで ZARA最強!! と感じたのでその話を。

 

 

数年前まではパリの中心部に H&M, Gap, ZARA がありましたが、

前者2社はすっかり淘汰され、その跡地にZARA が入ってます。

 

 

便利な立地に店舗が必ずあることと、手を出しやすい価格帯であること、

また流行を適度に取り入れたデザインであるためとても人気なのです。

…で、ここ1年ほど、その勢いを肌で感じてます。

 

 

実店舗は、パリ市内は路面店がたくさんあり、

車でしか行けないようないわゆる郊外では主要なショッピングモールに入っていて、

あれ?ここにもある!という感じ。

 

 

そして驚くのがオンラインストア

わたしも好きでよく見るのですが、トップページは1週間に2、3回は変わるし、

パリファッションウィークやパリコレクションで大手のメゾンが発表したデザインと類似したのが、その数週間後には出てます。

価格帯も、20ユーロ前後のものから、高価格帯の150ユーロ前後のものまで多数。

文字通り「ファストファッション」。

 

 

携帯端末から閲覧しても見やすい画面で、

検索バーがトップページに出てるセンスが秀逸!!

 

オンラインと実店舗の連携もちゃんとできてて、

わたしがよく利用するのは、Click and Collect(クリックアンドコレクト)という

ネットで支払い → 実店舗で受け取り が可能なもの。

実店舗ではやはり品数が限られるので、

ネットで見て購入 → 実店舗で受け取り → 家で試着して気に入らなければ店舗で返品、

というパターンが多いです。

 

 

最初は、返品ちゃんと受け付けられるのかしら、と心配でしたが、

レシートがメールのQRコードなのでレジでの作業はコードを読み取るだけ。

店舗で処理してから10分後にはメールで「払い戻し処理が完了しました」の通知。

そして2日後にはもう銀行口座に入金されてます。

 

 

この前購入した子ども用ニットの返品確認メールも、お店から出てすぐに受信

 ↓ その後10分後には、返金処理完了のメールも受信。

 

 

うちは家族そろって、Uniqlo はベーシックな服、

Zara は適度に流行をおさえた服、というので使い分けしてます。

もうデパートに入っているようなブランドの服はここ数年買ってない...

 

 

スペインが本社の Zara 

Zara に勤めてる知り合いに「Zaraすごいよね!」という話をすると、

裏話を教えてくれました。

オンラインストアの写真は、モデルさんたちのすぐ横にWebチームが待機してる

 → すぐにデータ処理できるよう100名体制のWebチーム

 → 撮影は1週間かけて、その先1か月間に発売される商品をまとめて撮影

・店舗スタッフの負担を減らすよう、商品はハンガーに掛けた状態で出荷し時短。

・店舗へは基本ワンショットの入荷として入荷業務をラク

Inditex というファッション商品流通を専門に扱う会社が母体。

 →売上、収益は右肩上がり(コロナで落ち込んだもののFY2022粗利は前年比3割増)

 (やっぱりね!詳細は→https://www.inditex.com/itxcomweb/en/investors/finance

 

 

安価に大量の服飾品を生産し、売れ残った商品は破棄する、という方法を

指摘されるファストファッション業界。

ここ最近消費者の意識の高まりを反映してか、Zara は Pre-Owned という

古着ラインもたちあげるようで、大企業なのにそのスピード感はやはりすごい。

 

↓ 2023年12月時点ではサイトはあるがまだ稼働してない状態

にしてもシャレオツなサイト。

 

なんだか Zara の回し者みたいな記事になってしまいましたが、

とにかく Zara はいつ、どのお店に行っても混んでるので

フランスに来られる機会があれば、ぜひこのスピード感、Zara最強説を感じるために

お店に足を運んでみてください。

 

 

今日はここまで。

この記事が、日本からフランスへ旅行を予定されている方の参考になれば、

また、フランス在住日本人の方の共感を得られればうれしいです。

 

フランスでもUniqloを利用してマイサイズをみつけるテクニックはこちら

www.infofromparis.com

 

【フランスで育児】学校ない日が多すぎる問題

こんにちは◎

フランスで金融業界の正社員としてフルタイム勤務、

日仏ミックス2児の母ワーキングマザーのごまめです。

 

 

フランス、2023年5月のこよみは、日本のゴールデンウイークに負けておりません。

 



 

5回ある週末のうち、月曜祝日が3回!

木曜日祝日(よって金曜日休むと4連休)が1回!

いい具合に分散されて、計4日間の祝日が。

 

 

 

今月祝日多いのは嬉しいけれど、これをきっかけに計算してみました。

前から、うすうす感じてた「学校ない日が多すぎる問題」

 

 

フランス公立学校は4半期(3か月ごと)に2週間の休み、

それプラス、夏の7月8月は 2か月の休みがあり。

 

 

フランスって、学校ない日が多すぎる~....

 

 

調べてみたら、フランスの義務教育の公立学校の授業がある日は

1年365日のうち、174日なんですって!

47.95% !

半分以下 !

www.joursouvres.fr

 

 

 

ちなみに日本は、206日ほどらしい...

56.44% !

日仏の差8.5% !

edupedia.jp

 

 

 

もちろん、フランスの学校は、義務教育の幼稚園生から

朝8時30分から16時30分までを週4回過ごしてるので、

「学校滞在時間」を計算すれば日本と同じくらいになるのかも。

 

 

 

学校ある日が多いほうがいい!というわけではないものの、

フランスではただでさえ、13歳以下の子どもは基本、保護者の送り迎え必須。

また給食や放課後の学童がストライキで保護者が駆り出されることも多く、

直前になって仕事の調整をしなければならないこともあり。

 

 

 

夏休み、四半期ごと2週間の「学校ない日」。

子どもがいなかった時は、学校のスケジュールなんて全く気にしたことなかったけど、

2児の母となった今!

この「学校がない日」の段取りに頭を使います。

 

 

子どもたちには、お昼ご飯は何をたべさせようか?

雨の日用に家遊びセット準備し、

iPadNetflix、Disney Plus 一辺倒にならないよう、

ある程度体を動かすための活動計画立てておいて。

あと、仕事どうする?会議スケジュールは?

お客さんとのアポイントある日ずらさなきゃ...などなど。

 

 

 

 

わたしの周りの仏人ママ友は教員や学校関係の仕事の人が多く、

意外と学童にがっつり通わせる家庭が少ないため、

我が家の子どもたちには「バカンス中の学童はいつもと違って、

仲良しの○○ちゃん、○○くんがいないから行きたくない!」と言われ、

フルタイム勤務であることに対し、勝手にじっとりと負い目を感じることもあります。

 

 



 

なぜ学校ない日を数えようと思ったのか、というと。

夏休み期間の学童保育の登録申し込み期限が

今月5月25日までなのです。

 

 

 

 

もうそんな時期か~としみじみ感じつつも

登録期限までに、

 

2か月分の自分と仏人旦那さんの在宅勤務スケジュールを決める

 ↓

家族で過ごす、

もしくは子どもがどちらかの親、義両親と過ごす休みの日を決める

(含む習い事、学童外の活動のスケジュールを確認)

 ↓

学童登録日を決めて登録

 ↓

学童でのオプション課外活動を決める(別料金、要プログラム内容確認)

 

という事務的、かつ兼ね合いに頭を使う作業が待っております。

 

学童のオプション課外活動は人気のものから順次早い者勝ちで埋まっていくので、

今週末に家族会議で予定を立てなければ...

 

 

 

 

---

 

仕事に関しては、毎年5月は忙しい~

勤務日が少ないうえに、学校の休暇も重なり、同僚がそろう日が少なく

ちょっと相談したいこともなかなかスッと進まない。

...で、休暇明けはフランス外からの問い合わせ対応に追われ、

また長い週末を迎える~...というオチ。

 

 

 

学校ない日が日本に比べて多いのは事実ですが、

こういったフランス独自の文化背景を鑑みて、

職場でも一種の免罪符のように

「子どもが体調悪くて」、

「保育園から呼び出しがあって」、という理由で15時に帰る、っていうのは全然アリ。

 

 

 

わたしの職場では理解があり、

こういったケースで早退しても半休申請不要だし、

また在宅勤務が許容されてるので、コロナ前に比べると自由度が高くなりました。

その分、「よし!仕事がんばるぞ!」ってメリハリつけて頑張れる、と実感してます。

ありがたい限り。

 

 

 

今日はここまで。

フランスでの子育て愚痴ネタにお付き合いくださり、ありがとうございます。

同じような境遇の方の励みになればうれしいです。

 

 

おまけ

フランス人は休んでばっかりいるイメージとよく言われますが

それを払拭すべく書いたこちらのエントリもぜひどうぞ~

www.infofromparis.com

 

 

 

おまけその2

なんで5月に祝日が多いのか?

・5月 1日 Fête du travail メーデー
・5月 8日 Victoire des Alliés 1945 第2次大戦ヨーロッパ戦勝記念日
・5月18日 Ascension 昇天祭
・5月28日 Pentecôte 聖霊降臨
・5月29日 Lundi de Pentecôte 月曜日の聖霊降臨

記念日とカトリック教の集中してるから。

やっと暖かくなり、春を満喫する時期。

またそれぞれにする活動があるので(メーデーにはすずらんの花を飾るなど)、

それはそれで楽しんではいます。

 

 

フランスのいいところについてはこちらもどうぞ ↓

www.infofromparis.com

 

www.infofromparis.com

 

 

【体当たりレポ】フランスで洋服のサブスクやってみました

こんにちは、ごまめです。

 

 

「やってみた」シリーズ!

先月から洋服のサブスクリプションやってみてます。

 

 

前回の「やってみた」シリーズ 眉アートメイクについてはこちら ↓

www.infofromparis.com

 

 

衣替えのタイミングで、前から気になってた洋服のサブスクを開始!

以前、日経新聞かどこかで日本で洋服のサブスクがあることを知り、

フランスでも同じようなサービスないかな~と思ったのがきっかけ。

今年の抱負「やりたいと思ったときにやってみる」の実行◎

 

 

日本では エアクローゼット ですね。

www.air-closet.com

 

 

 

 

さてさて、ネットで調べてみたところ、

主に結婚式やセレモニーのレンタルはあるものの、

レディース普段着の洋服サブスクはこちらの会社 Le Closet 一択でした。

 

Le Closet 

www.lecloset.fr

 

 

まず、気になる金額は

・月額49.99€ =3点(洋服2点、服飾品1点)

・月額59.99€ =5点(洋服3点、服飾品2点)

・月額69.99€ =4点(洋服4点、服飾品ゼロ)

 

 

 

洋服のサブスク、実は半年ほど前から気になっていたものの、

なかなか食指がすすまなかった理由はこのお値段。

いちばん小さいプランでも月額49.99€ って結構高いですよね!

 

 

 

今回は「最初の2か月は月額29.99€」っていう宣伝があり、

それならいいかも…と思い踏み切りました。

最初から月額49.99€ だったらやってないかも。

 

 

この月額費用には、

・返送料含む送料すべて

・月に何回でも取り換えられる権利

が含まれており、これ以外の費用はかかりません。

また、レンタルしたアイテムをすごく気に入った場合、

店舗価格より安い価格で買取も可。

身に着けた商品は洗濯せず返却することも可。

 

 

今回は一番小さいプランを選んだので、

洋服2点と服飾品1点をカタログから選びます。

 

 

ひとつひとつのアイテムには、過去にレンタルした人の写真やコメントがあり、

これが意外と参考になりました。

 

 

特に写真!

サイトだとモデルさんなのでどーしてもカッコ良く見えますが、

ユーザーレビュー写真は普通の体形で自宅で撮影されてるので、

色み、サイズ感なんかがわかりやすくて良かったです。

 

 

…で、アイテムを決めて配送を待つこと4日ほど。

届きました!

 

 

再利用を考慮して、ダンボールではなく布の袋。

 

 

郵便事情が不安定なフランス。

途中で開封されないよう、チャック部分は結束バンドできっちり閉じられています ↓

 

 

ハサミをつかって開封

お店で買った商品のように、薄い紙で包装されててウレシイ。

 

 

この袋には、自分が選んだアイテムに加え、

・返送用シール

・返却時に使用する結束バンド

が入っています。

 

 

わたしの場合、オフィス出社時はジャケットスーツなので、

今回レンタルしたのは在宅勤務用の普段着2点とネックレスでした。

 

 

アイテムを受け取った時はまだまだ寒く、

タートルネック調の冬服を選んだのですが、

それから2週間して暖かくなり、先週このアイテムを返却し、

いまちょうど、次のアイテムの到着を待っているところ。

 

 

まだ1往復分しか利用してないですが、

とりあえず割引がある2か月は続けてみようと思っています。

 

 

メリットとデメリットは、

 

メリット

・流行りの服が気軽に試せる

・ユーザーの負担が少ない(洗濯せず返却可、送料完全無料など)

・衣替えがラク(いちいち洗濯して収納して…の手間が省ける)

 

 

デメリット

・意外と選択肢が少ない(特にアクセサリー)

・次のアイテムが来るまでのタイムラグがある

(特にいまフランスはストライキ中のため、郵便事情が不安定なのです…)

・プロの意見は聞けないので、自分で選ぶ必要あり。

(日本のエアークローゼットはプロのスタイリストがアイテムを選んでくれる)

 

というところでしょうか。

 

 

予想外なことに、このサブスクを始めてから、

目的なく、無駄にファッションのサイトを見る時間が減りました。

これが一番うれしいかも。

 

 

これ一本で(サブスクのアイテムだけで)ワンシーズン過ごす、っていうのではなく、

毎月一定額支払うことで、流行りのアイテムを適度に取り入れ、

自分では似合うかどうかわからないけど試したいアイテム、などを

積極的に取り入れよう!と思うようになりました。

 

 

今日はここまで。

このエントリが、洋服のサブスクリプションを検討されている方の

参考になればうれしいです。

 

---

 

今回のサブスクで届いた布袋。結構良くて、

そのあと別のサイトで買った靴を受け取った時、「包装紙多っ!」と思いました。

梱包に次ぐ梱包。

返却(返品)がない前提ではこうなりますね。

 

 

 

フランス国立通訳翻訳大学院(ESIT)のオープンキャンパスに行ってきました

こんにちは ごまめです。

 

この時期、フランスでは大学、大学院、グランゼコール Grandes écoles の

オープンキャンパスが開催されます。

 

 

昨今の「学び直し」ブームの前から、こっそり、子育てが落ち着いたらもう一度

学校に行きたいと思っていたので、今回、子どもを預けるスケジュール調整が叶った

「ESIT」(École Supérieure d'Interprêtes et de Traducteurs )国立通訳翻訳大学院の

オープンキャンパスに参加してきました。

 

 

この大学院のオープンキャンパスに参加しようと思ったきっかけは、

その昔、基礎をたたきこまれたフランス語の先生がこの大学院を卒業されていて、

「語学で食べていこうと思ったら、ESITの卒業証書ほど効果があるものは無い!」

と断言されたのを機に、興味を持ちはじめ、

その後、仕事でESIT卒業の日本人女性通訳者とお話しする機会があり、

一体どんなふうに通訳の技術を習得するのか、興味があったためです。

 

 

勉強しなきゃ!と思って受験したDALF C1 についてはこちら ↓

www.infofromparis.com

 

 

 

 

ESIT はフランスで唯一の国立の通訳、翻訳に特化した専門大学院で、

パリ第三大学( Sorbonne Nouvelle ソルボンヌ ヌーヴェル)に併設されています。

 

学校の公式サイト(フランス語のみ)↓

www.univ-paris3.fr

 

 

HPで指示されていたとおり、オープンキャンパス出席のために事前にメールで連絡し、

土曜日の朝早くから、勇んで出発!

当日はパリ市内でストライキが予定されていたため

前々日にプログラムの変更がありましたが、無事に到着でき、ひと安心でした。

 

 

 

大学の入り口 ↓

最近、新設の校舎になったとのことで、外観も内装もめちゃキレイ。

 

 

 

この日のオープンキャンパスは、

License リソンス(日本の大学にあたり、計3年で卒業)

Master マスター(日本の大学院にあたり、計2年で卒業)の両方だったため、

来ていた人は Terminal ターミナル(高校の最終学年)が多かった印象。

父母と来ている高校生もちらほら。

わたしもあと10年ほどしたら子どもを連れてくるのかしら。

 

 

 

中庭から見る校舎も、近代的なデザイン ↓

お天気が良くなかったものの気温はそれほど低くなく、

この中庭でお昼ご飯を食べながら、どの学科の聴講をするか相談してる人がたくさん。

 

 

 

終日たくさんのプログラムがあるようで ↓

 

 

 

ESIT の総合説明会の会場には120人強の出席者がいました。

 

 

 

翻訳科、通訳科と、手話通訳科の3つのパートの説明を受けたあと、質疑応答。

その後、通訳科の模擬授業(マスター1年目の授業と2年目の授業の2コマ)に参加。

 

 

 

学校の方針、学科の説明はこちらのページで紹介されていたのがわかりやすかったです ↓

<めざせ語学マスター>ヨーロッパで通訳になる(フランスESITの例) | Over The Frontier

 

 

 

会場は8割が女性、男性はちらほら...という感じ。

語学系はやはり女性が主流の仕事、と教授のひとりがおっしゃってました。

 

 

入学にあたり、わたしのように母国語がフランス語でも英語でもない場合は、

第一言語(A言語)として日本語を選択、

第二言語(B言語)としてフランス語もしくは英語を選択

第三言語(C言語)として、フランス語もしくは英語を選択

することが必要。

 

 

ここでのポイントは、第一言語(A言語)は母国語として証明は不要だそうですが、

第二言語(B言語)はDALF C2レベル(最上級レベル)以上必須、

第三言語(C言語)でも、C1レベルは必須、とのこと。

またそれに加え、第二言語(B言語)で12か月以上継続して滞在した経験必須、

また第三言語(C言語)は6か月以上継続して滞在した経験を強く推奨、ということ。

 

 

座学だけではなく、その土地で生活習慣や文化を感じ、

学んだか否かを重視しているとのことで、「継続して」というのは必須です、

と説明がありました。

毎年入学試験で抜け穴を探すように「3か月の滞在」と「8か月の滞在」で合計12か月、

と主張する生徒がいますが、それは認めません、とぴしゃりとコメントがありました。

 

 

このハードル、かなり高いと思っていて、

高校卒業から大学入学までのギャップイヤーや、

大学卒業後にESITに入学するぞ!という強い意志の元、かなり計画しておかないと

条件を満たすのは大変だな…と思いました。

 

 

 

そして、続く同時通訳の模擬授業を受けて、この入学条件のつけかたに、納得。

 

 

 

模擬授業では、2023年1月のダボス会議ウクライナのゼレンスキー大統領が行った

英語の演説を、フランス語に同時通訳するもの。

現役の英仏通訳科の2年生 3人がそれぞれブースに入り、

教授とわたしたちがイヤホンで通訳を聴講。

 

 

で、何がすごいって、インターバルが無く、ほんとに同時通訳。

英語とフランス語って、形容詞の場所や文章の組み立てが違うのに、

3秒くらいの差で、サッ!とフランス語訳がでてくる。

数字も、○○協定などの固有名詞も、専門的な用語まで。

複雑な構造の文章であっても、ちょっとインターバルが長くなるものの、

何かしら「つなぎ」の情報はすらすらと出てくる。

 

 

 

経験値や回数をこなしている結果だとは思いますが、

語学力、体力、集中力に加え、「センス的な何か」が必要だ、と強く感じました。

 

 

この「センス的な何か」は何か??

授業の最後に、聴講生のひとりが「ESITに来るまでの経歴を教えてください」と

質問していて、その答えを聞いて「センス的な何か」がわかりました。

 

 

わたしたちが聴講した英仏通訳科2年生も、教授も、

みんなバイリンガル環境で育っていて、母国語とその他言語の垣根がめちゃ低い。

 

 

「母親がイタリア人で、生まれてからずっとフランスですが、

家でのコミュニケーションはすべてイタリア語です(伊仏通訳)」

「父親が外交官で、3歳から8歳までアメリカ、

その後オランダで15歳まで過ごし、フランスで高校進学(英仏通訳)」とか、

ドイツ国境近くのベルギー育ち、

親の仕事の都合で高校からフランスのインターナショナルスクールに通い、

大学はイギリス(英仏独翻訳)」とか。

生まれたときに持ち合わせていた環境による影響が大きい!

 

 

この壁って、純粋に単一言語の環境で育った人には超えるのは相当難しいと思う。

 

 

もちろん日本にいながらにして語学を磨き、

素晴らしい同時通訳をされる方もたくさんいらっしゃる。

とはいえ、生まれたときから複数言語の環境で育った人と同じレベルになるためには

相当な努力、鍛錬が必要になる。

そのためには、かなりの時間と労力が必要。

 

 

いまわたしができるのは、とりあえずフランス語の能力を高めることぐらいだな…と

模擬授業の会場を後にしました。

 

 

ESITに通うとなると、2年間の猛勉強(しかも1年目で脱落者が多い)の末、

卒業直後はAuto Entrepreneur(自営業)登録をして、仕事をもらえるように営業活動。

仕事のメインは、UNESCOやNATOなどの国際会議なので、

そういった大きい会議の仕事をとるためには、

自分より経験があるつわものたちと同等に戦い、

自分の実力を磨いていかなければならない。

 

 

いったん軌道に乗れば、安定した仕事、収入を得ることも可能ですが、

そこまでいくには、 bouche à oreille 口コミや伝手でネットワークを広げるしかない

(しかもその間に自分の実力も向上させて!)

体力的にも精神的にも、強くなければならない仕事だと思いました。

 

 

とりあえず、オープンキャンパスに参加することで、

自分のフランス語はまだまだだと認識できたよい機会でした。

 

 

今日はここまで。

ESITについて興味があるかた、通訳翻訳関係の仕事に興味があるかたの

参考になればうれしいです。

 

 

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〇おまけ〇

模擬授業では、通訳科2年生に加え、通訳科1年生の授業もありましたが、

こちらはちょっと効率が悪そう…と感じました。

 

同じ母国語をもつ2人または3人が、英語もしくはフランス語の長文を読み、

それを母国語でサマリーする、というもの。

 

英語、スペイン語、中国語の生徒さんがそれぞれサマリーしていましたが、

英語チームは、スペイン語チームが発表している時は手持無沙汰。

同じく、中国語チームが発表している時は、他のメンバーはすること無し。

この授業の教授はすべての言語をわかっているわけではないので、

果たしてサマリーが良いものなのかどうか判断できないのでは?と思いました。

度胸をつけるという意味では、よい講義なのかもしれません。

 

 

〇おまけ2〇

唯一、わたしの境遇に近いかも?と思ったのは、

「フランスでアメリカの企業に就職後、英語圏の出張もありつつ

駐在員として中国に10年駐在」という経歴の教授(仏英中で翻訳)。

 

果たして、30台半ばで大きく仕事を変える決断をされたのはすごいと思いました。

こういう決断、自分にはできるかな...

 

 

具体的から抽象的へ ~欲しいものの移り変わり~

こんにちは ごまめです。

 

 

前のエントリでは、フランスのクリスマスは暖かく... なんて言っておりましたが、

今週は一転して寒くなり、

さっそく一家全員のヒートテックを引っ張り出してきてます。

最高気温も 5度を下回る日が続いていて、お日様がなかなか出ません。

 

 

 

 

前回のエントリはこちら ↓

www.infofromparis.com

 

 

 

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我が家では、クリスマス... からの 子どもの誕生日... そして冬のバーゲンセール... と家にモノが増えるシーズンです。

 

もうすぐわたしの誕生日!ということもあり、

家族に「欲しいものないの?」と聞かれ、はたと気づいたのですが、

意外と「モノ」でほしいものがないという事実。

 

 

 

正確には、欲しいものはあるけど、「モノ」じゃないんよね~...

「モノ」であっても、なんというか、こう、「具体的」じゃない。

 

 

 

例えばこんな感じ。

・日本里帰りの航空券( 欲しいもの=有給休暇 )

・日本の国内ひとり旅( 欲しいもの=ひとり時間)

・一人で時間を気にせずふらっと映画を見に行く時間(欲しいもの = ひとり時間 )

・一週間家事しないでいい時間(欲しいもの=自由 !)

 

 

 

子どもの「サンタクロースにお願いするものリスト」見ていたら、

モノで解決する(お金を出せば手に入る)ものがほとんどで。

 

 

 

大人になったら、お金で解決できないことが増えてくるなあ、と感じた出来事でした。

自由時間だけではなくて、健康、とか、トラブルのない生活、とか。

学生時代は、お金があったらな~...って考えることが多かったけれど、

最近は、お金で解決したくてもできないことが、本当に多くなったことに気づきます。

 

 

 

大人になるってこういうことなのかしら。

 

 

 

最近よく聞く「人生100年時代」という言葉も、100年て長い!と思ってしまいますが、

実は100年ってたった3万6000日程度。

ここ10日ほど家族そろって体調不良で、数字で考えると、10日=人生100年のうち

0.03%ほどが体調不良でぐったりしてたんだなあ、と思ってびっくりです。

 

 

 

いずれにしても、やっぱり時間は貴重なので!

誕生日を迎えるにあたり、人生の優先順位をつけて、仕事家事育児で終わらないように

1日を組み立てられるように。

 

 

 

今日はここまで。

 

フランスではコロナからインフルエンザが流行っております。

どうぞお体に気をつけて、冬を乗り切りましょう~

 

 

 

フランスで公開中のこの映画!

見に行きたいのに!時間がない。。。


www.youtube.com

在仏日本人が選ぶ!2022年買って良かったもの

 

2023年になりました!

今年も家族健康第一で。去年よりも良いことがたくさん待っている気がします!

 

 

 

ほんの2週間前までは2022年だった... ということで、

去年買ったものの中で良かったものをまとめてみました。

 

 

 

勝手に、ランキング形式でおとどけします 

 

 

 

第3位 JetStreamのペン

仕事で取引先からもらったのですが、このペン、めっちゃ良い!

すらすら~ っといつまでも書けそう。

仕事=パソコン、というイメージですが、手書きってやっぱり大切で、

ちょっとしたメモをしておいて、後でそれが目について

また考え直すきっかけになった、、、ということが何度かありました。

 

フランスではなぜかペンは青色がメインなので、まずは青色単色のを使ってみて、

やっぱり仕事では赤色もあったほうが便利、、、ということで、落ち着いたのはこちら

 

www.mpuni.co.jp

 

 

 

最初は軸の部分が深い赤色のものを使ってましたが、

それだとノック部分の色の識別を間違えることが多くて

(青色で書きたいのに黒を出してたことに書いてから気づく)、

軸が白色のものにしました。

 

替え芯は10月の里帰りの時にまとめ買いしました。

壊れた時用に、サブはこちらの型をひとつ買ってきました。

 

www.mpuni.co.jp

 

 

「直感的に黒色を使うことができます」とか、日本の文房具って本当に秀逸。

個人的に、真の太さは太いほうが好みなので、0.7もしくは1.0mm を入れて使用中。

こういう小さいことで仕事のモチベーションがあがるから不思議。

 

 

 

続いて第2位は、こちら!

 

第2位 音声プラットフォーム 『Voicy』

 

厳密には「もの」ではなく「サービス」ですが、Voicy めっちゃ良いです。

オンデマンド形式のラジオみたいな。

 

ビジネス、ライフスタイル、学習、、、などなどの複数のカテゴリに

本当に多種多様な方の番組があって、基本は無料。

課金は月額定額制で、安価なものだと300円くらいからで過去放送1か月分が聴き放題。

文字で読んで情報収集するのも好きですが、通勤中に、ぼーっと窓の外を見ながら

耳から情報収集するのが快適で、今は合計4番組ほどをブックマークしています。

 

voicy.jp

 

 

インターネットのお陰で、日本語情報を入手するハードルが低くなって

ありがたい限り。

 

 

Audibleと兼用しつつ、その日の気分で

「よし、今日はこっちを聴こう」と決めて通勤電車の時間を過ごしています。

 

Audibleについて書いた記事はこちら ↓

www.infofromparis.com

 

 

フランス語学習の気分の時は、Spotifyでこの討論番組を聴きながら通勤。

頭を使うので、Voicyに比べると頻度は少なめ... 

2023年はもっと頻度をあげていこう。 

www.rfi.fr

 

社会問題、経済問題など幅広くカバーされていて、

毎回、そのトピックの専門家が3人で討論する番組。

トピックそのものの知識もそうですが、フランス人相手にどのように説得するのか、

話しの展開方法、語彙などとても勉強になります。

 

 

 

 

そして、栄えある第一位は、、、

じゃーん

 

第1位 Dysonのコードレス掃除機

 

ほんの少し前、12月のクリスマス商戦に入ってから思い切って購入。

今持っているのが2014年購入のコード付きのDysonで、

当時はブランドネームに負けて買いました。

重い、デカい、に加え、ここ数か月は吸引力が低下してる気がする、と感じ

いよいよ買い替えに。

 

 

 

 

正直、Dysonブランドじゃなくても、

同じようなモデルのコードレス掃除機だったらいいや~

なんて思っていたのですが、電気屋さんに行って実際に手に取ってみたら

あら不思議。

 

他のメーカーは、この持ち手 ↓ のところが、重い!

重心が持ち手のところなので、手の力で重力をコントロールしなければならず

とても使いづらい。

www.dyson.co.jp

 

 

他メーカー商品との価格差は2倍、下手すりゃ3倍なんてものもありましたが、

安いものを買って使い勝手を理由にまた買い替えになったら意味ない、と思って

えいっと購入。

 

 

もちろん使い勝手は大満足なのに加え、想定外だったのは、

子どもたちと仏人主人が喜んで掃除機をかけてくれるようになったこと。

 

 

今のところまだ定位置が決まってなくて、

目につくところに置いてるっていうのも大きいですが、

気軽に掃除できる、というのと、吸引後に「ポイン」っていう音が面白いらしく、

おやつ食べた後、工作した後などのタイミングで自分たちで掃除してくれるように!

 

 

さてさて、そんな「2022年買って良かったもの」でした。

 

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今日はここまで。

フランス在住日本人の基準なので、

もし日本に住んでいたら全く異なるものを選んでいたかもしれませんが、

参考になればとても嬉しいです。

 

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欧州は2022年の年末年始は記録的な暖かさでしたが

(子どもたちにヒートテック着せてたら汗かいてた…)

年明け、今週はまた寒さが戻ってきたような。

 

 

暖冬だとその次の夏には蚊が大量発生することを身をもって経験しているので、

寒すぎるのは嫌ですが、ほどよく寒くなる冬になってほしい。

 

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今日のおとも 

Yoasobi 『ツバメ』


www.youtube.com

 

日本に里帰りしてた時に、Eテレでやってて、頭に残ってます。

第二の『パプリカ』なるか !? 

 

 

いい塩梅って難しいっていう話 ~日本里帰り

日本に里帰りしてきました。

フランスで「バカンス vacances 」というと、基本2週間、というイメージがある中、

今回の里帰りは… 4週間!!

 

 

フランス人同僚たちはみんな

「4週間!?よく行けたね(よく承認が下りたねという意味)」と

褒めたたえてくれました(笑)。

 

 

フランス人の感覚でも、4週間のバカンスって長いものの、

「在仏日本人」という理由で

4週間は長いけど、日本に帰るんだったら仕方ない、と思われ、

事務的な承認も結構あっさり下りました。

海外在住日本人あるある、かも。

 

 

 

社内規定で、業務用の携帯電話もラップトップPCもフランス国外に持ち出さないこと

(やむを得ず持ち出す場合は、上長と人事部からの承認が必要)、とあったので、

それを理由に、本当に4週間、仕事関係のことは全くせず。

 

 

 

で、ゆっくりできた、っちゃあできたんです。かなり。

でも、仕事がないと1日のうちでメリハリがなかったな~と実感しました。

 

朝起きて、子どもたちをばたばた支度して登校させ

(大変ありがたいことに、一時的に受け入れてもらえました)、

朝9時から13時半までが自由時間。

 

 

図書館行ったり、コンビニ行ったり、ショッピングモール行ったり。

その時その時で、「行動」をしている時は充実感があるのですが、

1日の終わりに「きょう何をしたっけ?」と考えると、何もしてない感。

手のひらから文字通り、さらさらと時間が流れていく感覚。

そして「あ~ フランスに戻るまであと○○日!!」という焦燥感。

 

 

仕事をしていたら「今日はこれだけやっちゃおう」っていうやりたいタスクを

ひとつずつ消して実行できるのですが、

いざ休暇!ってなると、このタスク自体がぼやけてみえて、結局何もしないっていう。

ああ…いい塩梅って難しい。

 

 

で、フランスに戻ってきて、毎日仕事の日々に戻ると、これまた

「なんでもっと自由時間ないんやあ~」って感じる。

体力的、知力的な集中時間って、4時間くらいが限度なイメージ。

で、それ以上勤務時間がのびると効率が落ちていく感じがします。

ほんと、いい塩梅って難しい。

 

 

実質労働時間4時間で、今と同じお給料がもらえるのが一番の希望です。

 

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あとこれは毎回のことなのですが、

ユーロ→円の通貨レートマジックで、1ユーロ=145円

安い!安い!安い!と思って買い物しまくった結果、

里帰り後半は「そんなに必要なものでもないしな~」なんて吟味し始めて

かなりブレーキがかかりました。

(それでもいつも通り散財しましたが)

 

 

あんなに夢見てた(笑)UNIQLOに行っても、

ジーンズは今履いてるのがまだいけそう、とか

ここで買わなくてもまた買えるかも、なんて思っちゃって、結局大物は買わず。

←そして今激しく後悔中…

 

 

子どもの本も

持って帰るの重いしなー

フランスにも日本語の幼児向け書籍の図書館あるしなー

なんて思って、数冊しか買わず。

←これも今後悔中…

(日本語書籍の図書館は「絶対に行こう」と思いつつ10年たちました(笑))

 

 

手帳の「日本に帰ったらやりたいことリスト」に書いてた

京都御所を中心に散策、とか

平城京平安京をめぐる、とかも、日本にいると急に熱がさめてしまって

結局リストの消込みならずでした。

 

 

これなんなんでしょうね。

一時帰国 Magic ??

 

 

 

今日はここまで。

同じような感覚をもった経験がある方にわかってもらえると嬉しいです。

 

 

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日本に里帰り一時帰国するたびに、

その時に流れてるFM802ヘビーローテーションのメロディが自然と頭に入ってて

フランスに戻ってその曲を聴いて、すごいホームシックになるっていうのも

海外在住日本人(大阪人?)あるあるかも。

 

 

ちなみに、今回はこの曲がホームシックソングになっております。

沖縄出身、っていうプロフィール情報付きで記憶。

ご本人もまさか、

遠く離れたフランスでこんなにこの曲を聴いてるとは思わないでしょう。


www.youtube.com

 

UNIQLOについての熱い想いはこちら ↓

www.infofromparis.com

 

 

日本一時帰国からフランスに戻るときに感じる感覚について書いたのはこちら ↓

www.infofromparis.com

 

 

 

【体当たりレポ】フランスで眉アートメイクやってみました

こんにちは、ごまめです。

 

 

子ども二人育児しつつフルタイム勤務のため、時短の鬼と化した結果、

毎日のメイク時間の時短のため、眉アートメイクやりました!

 

 

 

美容関係では、フランスで思い切って歯列矯正をやって以来の予算投資です。

 

 

 

歯列矯正のレビューはこちら ↓

www.infofromparis.com

 

 

日本でも一度、眉スタイリング的なものをやったことがあったのですが、

当時はそれほどサロンの数もなく、なかなか予約が取れないうえ、

月1回心斎橋まで通うのに躊躇し、やめてしまいました。

 

 

それから実に15年近くたって、プロにお願いすることに。

フランスでは毛量が多いからか、眉をきっちり整えている人が多いので、

まわりの人に意見をきくこともできてよかったです。

 

 

 

そして、やっぱり美容関係の疑問は、自己流をつらぬき通すよりも、

専門家にアドバイスを求めるに限る!と実感しています。

こちらのエントリご参照 ↓

www.infofromparis.com

 

 

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さて、本題の「眉アートメイク

ある程度ネットで情報収集し、心構えをしてやってきました。

 

 

結果、大満足!

 

 

 

以下、体当たり写真を、、、

 

 

術後すぐ(5時間後くらい)保湿用の白いクリーム塗布してます

 

 

術後1週間 かさぶたがはがれて、色がまばらに。

 

 

術後10日 まだちょっとかさぶたが残ってますが、色が薄くなって自然な感じに!

 

 

術後2週間 完成!

 

 

これは左側ですが、同じタイミングで施術しても左右で経過が異なり、

2週間たっても、右側はまだかさぶたが残っています。

 

 

さすがに3週間たてば完成するでしょう、と、たかをくくって

かさぶたがはがれるまでは、前髪で隠しています。

 

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まとめると、、、

 

〇 良かったこと

・プロが骨格に合わせてデザインしてくれた眉がずっと続く。

・毎朝、眉メイクしないですむ。プール後もらくちん。

・日本でやるよりも料金は安いらしい

(リタッチもあわせた2回施術で合計EUR350-くらい)

 

 

× 気になったこと

・術後1週間くらいは、細心の注意を払ってケアが必要(できれば濡らさない)。

・術後10日間くらいまでは「あ!眉になんかやった?」と聞かれること多し。

・かさぶたがはがれる時期は痒みを感じ、夜寝てるときなど無意識に触ってしまう。

 

 

男性でもやっている人はいるらしく、

またティーンエージャーの女の子など、初めて眉を整えるために、お母さんと一緒に来店することもあるのだとか。

 

 

 

3年半かけて歯列矯正を終わった時にも思いましたが、

お自分の顔の中で自信を持てる場所が一つあるだけで、無意識に自信がついて

なんでも積極的に挑戦してみよう!という気分になるから不思議。

 

 

 

今日はここまで。

この記事が、眉アートメイクを検討している方の参考になればうれしいです。

 

 

 

 

美容に投資したあとは、勉強の秋!

今年の秋冬は、フランス語の復習、仕事に必要な知識の習得をしようと考えています。

スポーツクラブにも行きたいし、やりたいことがたくさん。

 

 

 

今日のおとも 

aiko 『願う夜』 


www.youtube.com

 

こんな風に、かわいさと面白さと美しさを兼ね備えて、年を重ねたい。

【フランス生活】難易度の高い買い物

基本的に食料品の買い物は好きです。

在宅勤務で心と時間の余裕ができ、

義理の母からプレゼントされた機械を駆使して新しいレシピを試したり。

 

 

機械化された台所の経緯はこちら ↓

www.infofromparis.com

 

 

その中でも、常々「難易度高いな」と思ってる買い物が、電球系

 

「難易度高い」と思わせるのはなぜか、考えてみたところ

・フランス語だから(電球自体にはWワット と Vボルトの表記で区別する)

・色合い(オレンジ系の色、白色の基本2種類に加え、複数の選択肢がある)

・値段が高い(だから失敗できない、というプレッシャー)

がネックになっているのでは、という結論にいたりました。

 

 

 

 

最近はLEDになって持ちもよくなっているようですが、

それでも日本の電球よりは心なしか弱いような気がします。

 

 

スーパーの電球売り場はこちら ↓

 

 

単価が高い!

しかも、結構な頻度で欠品もあったりして、この棚の前で毎回結構悩んでしまいます。

 

 

今回のお目当てはこちら ↓

 

今回必要だったのは1つだけだったので最初は左側の箱を買おうとしてたのですが、

よくよーく見てみたら...

 

 

根っこのところに、ちいちゃい銀色のソケットがついているかどうかが違う!

 

 

さいわい、レジに行く前に気づいたのでまた棚に戻って、正しいほうを買えました。

古いほうの電球を持って行っててよかった!

(古いほうの電球をちゃんと持って行ったのに、間違えたタイプを買って帰った経験もありますが...)

 

 

日本にいたときはそれほど困った経験がない印象ですが、

フランスでは、電球の買い物、難易度高いです!

個人的には、スーパーマーケットで自力で商品を探して買うより、

電気屋さんで店員さんに見てもらって買うほうがおすすめ◎

 

 

 

今日はここまで。

フランスだけなのか?海外全般こうなのか?

実感してもらえると嬉しいです。

 

 

 

9月の新学期で、子ども関連の買い物が多い時期です。

スーパーマーケットでも、学用品コーナーが設けられていて、

大人も心機一転、何か新しいことを始めたくなる時期でもあります。

 

 

 

 

毎年準備するものに追われてましたが、今年は3年目ということもあり

事前に証明書関係、顔写真など準備できて、1日目であっさり準備完了しました。

2年前はこんなやったなあ ↓ 感慨深い。

www.infofromparis.com

 

 

そんな今日のおとも  宇多田ヒカル『Play A Love Song』

 

子ども2人連れて育児休暇中に日本に長期で帰ってた時、

子どもたちを幼稚園に送り迎えしていて、車の中でこの曲をめっちゃ耳にしました。

それ以来、新学期になるとこの曲が聴きたくなる。


www.youtube.com

2022夏休み チョコレート博物館へ行ってきた

2022年の夏休みもあと3日…!

 

 

今年も日焼け対策、虫刺され対策に備えつつ、

ブルターニュ地方の海、ノルマンディー地方の湖など、

ちょこちょこと水場に出かけました。

 

 

虫との闘いの記録はこちら ↓

www.infofromparis.com

 

 

 

この前半日観光で訪れたチョコレート博物館が面白かったので

そのご紹介を~

 

 

今回行ったのはこちら ↓

Le Chocolatrium ショコラトリウム ノルマンディー

パリからだと車で1時間弱くらい

www.cluizel.com



CLUIZEL クルイツェル というチョコレートメーカーの本社がここにあって、

そこにチョコレート博物館が併設されています。

規模は小さく、どんなにゆっくり回っても2時間あれば十分、という感じ。

 

 

入るとすぐに、チョコレートの良い香り。

そして大型作品が飾られてます。しゃちほこ…?

 

 

行ったのは土曜日だったので出勤されてるスタッフさんは少なかったですが、

平日は300人ほどがここに勤務されているとのこと。

 

 

 

 

チョコレートの生い立ちムービーを見つつ、見学開始。

カカオは5000年も前から(!)南米メキシコ、エクアドルなどを中心として

貴重な食物として扱われていた記録があるようで、

大昔の人の知恵が積み重なって今の形になったんです(熱く語る)!

 

 

 

カカオの実は甘くないものの、栄養が豊富に含まれていて、

大昔の人々が試行錯誤を重ねた結果、現在のチョコレートになったのが、17世紀ごろ。

ヨーロッパにはスペインが初めて入手した記録があるそうです。



 

面白かったのは、ヨーロッパにチョコレートがもたらされてから発明された

機械や食器を紹介するスペース。

 

 

 

チョコレートの中に入れるさくらんぼの種を効率的に取り除くため発明された

「種とり機」。

一見ミシンかと思った。

 

 

 

ホットチョコレートにして飲む際、

貴族のヒゲにチョコが付かないように作られた専用ティーカップ

↑ このコウモリみたいな箇所にちゃんとヒゲをあてて飲む、という。

 

 

こういった食器関係は、貴族が使ってたものは状態良く残っていて

博物館や美術館で見ることができますが、庶民が使っていたのはやっぱり

真っ白で細工がされてない、質素なものだったのかしら…と考えたりしてました。

 

 

 

我が家の滞在時間は1時間半くらいと短かったですが、

子どもが参加できるアトリエ(といってもチョコに飾りを乗せる簡単なもの)や、

ショコラティエの作業見学などができ、満足でした。

 

 

家に帰ってからこちらのブログを読んで復習… ↓

よくまとまっていて、とても参考になりました!

dandelionchocolate.jp

 

 

今日はここまで。

みなさんの夏休みはいかがでしたか?

お子さんとの夏休み、お互いお疲れさまです!

フランスはいよいよ、来週9月1日から新学期。

いきなり朝8時半から16時半までで給食もあるので、ほんとにありがたい。

 

 

前回の記事にも書いたとおり、

9月になったらちゃんと計画してフランス語の勉強するぞ~

www.infofromparis.com

 

 

 

これまでの夏の記録はこちら ↓

2020年といえば…外出完全禁止令が解けてすぐの時ですね。

www.infofromparis.com

 

www.infofromparis.com

 

 

今日のおとも

Creepy Nuts 『Bad Orangez』

歌詞の韻センスがすごすぎる… 「気づきゃもう西中島南方」とか。

こんな感じで仕事のメール書いたらやっぱりテンポよく読んでもらえるのだろうか。


www.youtube.com

 

【フランス語学習】「書けないと使えない」という話

こんにちは ごまめです。

 

 

夏休み終盤!まさか2か月まるまる有給休暇などとれるはずもなく、

うちは7月に子どもたちを学童に入れてしのぎ、

8月は在宅勤務と義理の両親のサポートでなんとかやってます。

はよ新学期始まれ~

(フランスの新学期はこよみどおり9月1日始まり、、、)

 

 

さて、今日は「書けないと使えない」と思ったこと。

 

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フランス語の生活に慣れてくると、

耳で聞いたものを同じシチュエーションで自分でも使う、というテクニックを用いて

意外と、文字ではなんて書くかわからんけど、こういう時にはこのフレーズ!

みたいなのがわかってきます。

 

 

その結果、文字ではなんて書くかわからんけど っていう単語が増えてきて、

で、そういう単語って、いざ書こうと思うと書けない。

 

 

生活に必要な単語ほどこの傾向にあって、例えば、

「坂道」=pente 

'en' は、無理やりカタカナにすると「オン」の音に近いので ponte と書いちゃったり。

 

「男物のぱんつ」= caleçon 

'le' の e が聞こえないことが多くて、calçon て書いたり。

 

 

今朝も、買い物リストにフランス語でなぐり書きしてたら、

ティッシュの箱 = boîte de mouchoirs の最後の s を忘れてたり。

ティッシュの箱には、たーくさんのティッシュが入ってるでしょ、だから複数形!

と義理の母より指摘あり)

 

 

フランス語は、複数形の S がついてようがついてまいが、発音は同じなせいで、

例えば「8時」っていうのも、huit heures  ← ほら、複数形の s が!

 

 

結局、その単語や文章を自分の手で「書けないと使えない」ということを

身をもって実感しています。

 

 

 

自力で編み出したこの問題の解決方法はずばり「とにかくフランス語を読むこと」

特に、抽象的な社会科学系の本よりも、物語、

その中でも、主人公が自分の境遇と似ていると、やっぱり出てくる単語が似通ってて◎

 

 

 

そんなこんなで、今年の夏はこちらの2冊を読み、今3冊目です。

 

 

 

不思議なもので、フランス語で読んだら、頭がフランス語モードに切り替わって、

会話してても、「あー、あのリエゾンはあそこが複数形だったから」なんていう

発見もあって、面白いです。

 

 

 

去年は一時的に、ガーッと勉強した時期がありましたが、

悲しいかな、やっぱり使わない単語や用法って、だんだんと抜けていくんですよね。

 

 

やる気になって資格取得に向けて勉強していた話はこちら ↓

www.infofromparis.com

 

 

 

フランス語の生活も、慣れてくると、わからなくてもそれなりに推測できたりして、

いちいち調べない→ スペルがわからん→ 他の知ってる類義語でしのぐ

の悪循環。

 

 

フランス人の同僚によると、

「ちゃんとした正式な手紙をフランス語で書けるかどうかで、その人の知性や能力って

だいたいわかるよ。

スペルミスがあるのは論外だけど、文章の構成とか、単語の使い方とかで判断するの」

とのこと。

 

 

 

9月になったら、語学習得に終わりはない!と肝に銘じ、

フランス語の勉強を再開したいと思っています。

 

 

 

日本語にもなってる「デジャビュ」の déjà-vu の déjà も、

e だろうが é だろうが、日本人のわたしの耳にはおんなじにきこえる、、、

フランス語の先生にこの話したら、やっぱりこれが聞き分けられると、

é と è の違いもわかるんだそうな。

 

 

 

今日はここまで。

この記事が、みなさんの頭の片隅にでものこればうれしいです。

 

 

 

今日のおとも

Oasis 『Don't Look Back In Anger』 


www.youtube.com

 

 

フランス語のネタやから、フランス語の歌ちゃうんかい!と思ったあなた。

大変失礼しました。

この夏、車移動中にSpotify のおすすめプレイリストに入ってたのを聞いて、

20年ぶりくらいに、個人的にOasisがきてます。

 

マスタードがない話

2022年は3月からのロシアとウクライナの紛争の影響、

また夏になれば猛暑と水不足の影響を受けて、

手に入らないもの & 価格が高騰したものが増えました。

 

 

基本的に「生活必需品はお店に行けば手に入る」ことに慣れていたことを実感。

 

 

5月6月ごろは、ウクライナが生産国一位である「ひまわり油」。

うちでもとんかつ用に使ってるポテトフライ用のものが品薄になり、

入荷されたと思ったら「一家族の買い物につき2個まで」と制限がかかってたり。

(2022年8月現在は解消されてます)

 

www.infofromparis.com

 

 

www.atlasbig.com

 

この時に、ひまわり油の代用品て何かなー、と探し始め、

その流れでパルムオイルの怖さを知り、スーパーでの品定めにこだわり始めました。

同僚から勧められたアプリもダウンロード ↓

www.infofromparis.com

 

 

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...で、7月に入ったらマスタード

粒のタイプも、クリーム状のタイプも全部無い。

どのスーパーに行っても棚がすっからかん。

 

 

これも、ウクライナ紛争の影響?と思ったのですが、

どうもマスタード生産国はカナダで

2021年末から原材料の収穫量ががくっと落ちていたよう。

そこにおいうちをかけるように北米大陸の水不足がおこり、収穫量がまた減った、と。

 

www.liberation.fr

 

 

ここ数週間は深刻な水不足が報道されていて、

わたしたちの自宅の地方も、つい先日から日中の水やりが禁止されています。

(日中にする人はいないと思うけども)

www.reuters.com

 

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一連の物価高の話で、ガソリンの高騰もあげられますが、

こちらは一時期よりはましになってるかも。

7月末は、レギュラー1リットルあたり平均2ユーロ(≒270円)だったのが

8月に入ると1.7ユーロ(=230円)前後になってます。

政府が助成金を1リットルあたり0.15ユーロから0.18ユーロに値上げしたから?

 

 

うちの車は満タンにしたら前までは65ユーロくらいでしたが、

最近は90ユーロくらい…4割くらい上がってる。

 

 

今はいいけど、冬になると暖房用の燃料が足りないようで、

メディアでは目下その話がよくとりあげられています。

セントラルヒーティングシステム好きやから、電気式は導入したくないな

しかしセントラルヒーティングやとガスらしいので、

この冬は紛争の影響を受けてますます値段が上がりそう。

 

www.infofromparis.com

 

 

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来週後半からは雨が降り始め、気温も今より下がりはじめる予想。

確かにもう暑くて疲れた、、、

 

 

 

 

今日はここまで。

今週末は最後の猛暑日といわれてます。張り切ってシーツを全部洗濯や~

子どもたちの夏休みもラストスパート

どうぞよい週末をお過ごしください

 

【住むとこ比較】パリ暮らし vs 地方暮らし vs 田舎暮らし

フランスに暮らして10年超。

じつは、首都パリ、今の自宅と、バカンスで過ごす田舎の別邸、いろんな種類の場所に住んだことがあることに気づき、今日はそのまとめを。

 

 

 

フランスに来る前は、フランス=パリ のイメージだったのですが、

パリを離れると不思議なもので、パリはフランスの一都市であるに過ぎない、と思うようになりました。

 

 

実際に統計をみても、フランスの人口のうち、首都圏とよばれる イルドフランス(île-de France)圏の人口は、全人口のうち19%だそう(INSEEの2019年データ)。

5人にひとりが首都圏にすんでる計算です。残りの4人は地方住み。

www.insee.fr

 

参考までに、日本の首都圏の人口は、全人口の24%なので、日本も近いっちゃあ近い。

www5.cao.go.jp

 

 

さてさて、本題の【住むとこ比較】

完全に個人的な感想で「必ずしもこう!」という情報ではありませんのであしからず

 

 

パリに住む

◎メリット◎

地下鉄使って30分あれば、たいていのところは行ける

話題のレストラン、お店、美術館、展覧会などにアクセス良し

何にでも手が届く

仕事のオファーが多岐にわたってある

学校のレベル、種類がたくさんある

お医者さんのアポが取れ易い

 

 

×デメリット×

人が多い

失礼な人も多い

落ち着かない

家賃、物価が高い

 

パリ20区ではなく、首都に住む場合

(パリから郊外に延びる長距離RERに乗っていく30㎞程度の範囲場合)は、

以下「地方暮らし」と「パリ暮らし」のいいところと悪いところ

どちらも持ち合わせているととらえていただければ。

 

 

地方に住む

◎メリット◎

みんな心に余裕があり、結果、優しい

基本、家族は一軒家住み(家が広い)

自然に触れ合う学校関連行事が多い(森の散策など)

徒歩圏でパン屋さん、郵便局くらいはあるのでなんとかなる

 

×デメリット×

車がないといろいろ大変(特に子どもがいる場合)

電車の時刻表見てから外出が必須、帰宅時も同様

公立学校の質はピンキリ

お医者さんのアポは1年がかりでとる

仕事の種類が少ない

おしゃれなお店は少ない

 

 

田舎に住む

◎メリット◎

「地方に住む」のメリットに加え、静か!

自分の好きなことに没頭できる

景色を見ながら、日常では考えなかったことを考えることができる

(画家や美術作家などアーティストの人が田舎に住むの、なんとなく分かる!)

 

 

×デメリット×

「地方に住む」のデメリットに加え、以下、、、

昔から住んでる人の権力的な何かがある

言葉遣いが田舎

公立、私立問わず学校の選択肢がない

身なりに気を配らなくなる

子どもの送迎は自家用車

 

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子どもがまだ保育園に行く前(例えば産後すぐとか)であれば、

「田舎暮らし」が一番気楽でした。産休、育休中だったし。

 

 

で、子どもが学校に行くようになれば、やっぱり選択肢は「パリ」か「地方」ですね。

あと、関係ないけど、田舎のスーパーやマルシェで買う野菜はデカい。

 

 

こうやって考えてみると、仕事で週に何度かパリに行き都会の空気を味わい、

在宅勤務の日には地方住みを満喫する、っていう今の生活、バランスが良くて好き。

 

 

 

 

 

今日はここまで。

フランスでの住居を比較検討されてる方の参考になればうれしいです。

 

 

 

今週初旬は超暑く、パリでは41度を記録しました。

日本の夏を思い出した。。。

下の子が熱中症みたいになったので、子どもたちは学童を休ませて自宅子守り。

UNOが大活躍しております。

所詮カードゲーム、と思って舐めてたけど面白い。

 

 

 猛暑の日に限って、なぜか商談のためパリに行くスケジュールなん、なんで?

前の猛暑日についてはこちら

www.infofromparis.com

 

 

 

 

あと、最近読んでる 林真理子さん「白蓮れんれん」

明治、大正、昭和初期あたりの華族が題材になっている小説好き。

夏休みのおともにぜひ。

 

 

今日の在宅勤務のおともはこちら ↓ 

あいみょん「ハート」


www.youtube.com

 

 在宅勤務でいつも声だけ聴いてるから、こうやって映像で見てみると、

外見が「イメージ違う!」とびっくりすることがあります。

 

 

 

両親の「老い」に直面

 

日本にいる両親とやり取りしていて、両親の「老い」を痛感する機会があり、

なんだかとても切ない気分でいます。

 

 

これまでは、小さなことでいちいち腹をたてたりすることはなかったのに、頑固。

柔軟性がない。

よっぽどのことがない限り、新しいチャレンジはしない。

 

 

例えば、

携帯電話料金が高い!というので、幾ら払ってるのか聞くと「二人で1万円ほど」。

確かにそれは高いから、格安SIMを調べて連絡してみたら

「なんだか難しそうやし、もう今のままでいい」

日本は猛暑だと聞いて、いま流行りの手持ち扇風機を勧めたら

「こんなん若い人が持つもんやからいらん」

早朝の涼しい時間に散歩でもしたら?

「膝が痛いし」

などなど。

 



 

ここで、よくよく考えたらもう両親も高齢者。

自分が実家に住んでた時の感覚で、なんとなく二人とも50代な気がしてましたが、

実はもう高齢者。

いろんなところで高齢者割引が使える年齢やし。

 

 

フランスの義理の両親には、月に一度は会うので、今回のような「急な衝撃」はなく。

義理の両親は意識して若さを保つことを心掛けてる様子もあり。

日本とフランスで離れていても、電話やLineは週に2、3回はしていたのですが、

久しぶりに自分の両親とじっくりやり取りして、時間の経過と「老い」を感じました。

 

 

 

ここ数年、フランスでも日本でも、親戚が逝去するケースがありましたが、

私たちの直系家族ではなかったので、

なんとなく、自分にかかわる家族はいつまでもいつまでも元気でいる気でいましたが、

生きてる限り、そうではないのだなあ、と、ガツンと頭を打たれた感覚です。

 

 

 

「久しぶりに実家に帰ったら、おかんが「老いて」いた。」

こちら ▼ の本の冒頭部分。

本当にこんな感覚だったので、こちらの本を読んでいます。

後半は生き方、仕事への考え方の話になりますが、

前半の、「両親の老い」に関する部分はとても良かったです。

 

 

まわりの海外在住日本人によると、やはり自分たちが50歳に差し掛かるころから、

それまではバカンス目的だった日本への里帰りが、

両親の介護や看病が目的になっていった、という話も聞きます。

兄弟姉妹がいないので、毎月、お世話のために日本に帰っていた、という人も。

 

 

私の場合、日本にいる妹が両親のそばに住んでいるため、

もし何かあってもすぐに動ける体制ではありますが、

それが介護などの長期戦になるとどうなるのか、自分は何ができるのか。

いま、自分の生活の基盤はフランスなので、頻繁に日本と行き来もできず、

それが理由で、今は良好な妹との関係が崩れたりしたら、、、

 

 

これまで元気はつらつだった両親が「老いている」のを目の当たりにして、

自分が老いを迎える以上に恐れを感じています。

 

 

これは海外在住、日本在住にかかわらず、こんなものなのか、

それとも私、個人の思い入れが強いのか。

 

 

今日はここまで。

これ!といった解決策のない問題です。

みなさんの思うところをお聞かせいただけると、うれしいです。

 

 

 

 

今日のおとも 

ポルノグラフィティ ミュージックアワー

今週からフランスの学校も夏休み!


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20年以上も前の曲ということにびっくりです。